ZZR1400とシェル、そしてセナ

　
俺は、ZZR1400に昭和シェル石油のガソリンしか入れていない。
これはバイクだけじゃなくて、インテRもそう。

別にシェルが、他のメーカーのものと比べてどうのというのは
ぜんぜん関係ないこと…

事の始まりは、F-1マクラーレン・ホンダとセナの輝かしき時代。
ホンダに、宗一郎さんに、そしてなによりセナに惚れた。

マールボロカラーを身にまとったチャンピオンシップホワイトに
燦然と輝いて見えたマーク…

シェル。

それが始まり…

絶対俺は、シェル以外は入れねぇ！と誓った。
それ以来ずっと、ずっと…

う～、なんて一途なんだぁ。
人はそれを一途ではなくバカと言うんだろうな(爆)

理屈も何もない、まったくもって子供じみたこだわりだけど
その事に、どこか酔いしれている自分がいるのも、正直なところだ。

ツーリングなんて苦労するんだよ。
何処にシェルがあるかを、事前にチェックしたり…
今ではネットで簡単に検索できるから、まだいいんだけどね。
それでも油断していると怖いことに…
何が怖いって、地方のガススタンドなんか、平気で夜７時に店じまいしやがること。

って、なんとも面倒くさいヤツ、はははっ(爆)





この前、そんな俺が行きつけのシェルへ…

そしたら、予告もなくセルフ化に向けて、しばらく休業とな！
ガスケツ寸前だったもので、焦ったものの
こうなりゃ賭けだ！ということで、他のシェルへ！
いざとなりゃ、押して歩きゃいっかぁ、ってね。

ドキドキしながらも、結局は無事到着することができた。

と…、小走りで駆け寄ってきた店員さんは、メチャクチャ可愛い娘。

『へ～、昔はレディースみたいな娘ばっかだったけど、
今はこういう娘が普通にやってるんだぁ…』

と、オヤジ臭いことを思いながら

「ハイオク満タン」

と、注文。

そしたら、その娘

「ににに、忍者ですね♪！」

と、やたらはしゃぎ始めた。

「おお～っ、よく知ってるね」
「友達が900R乗ってるんです♪！」
「へ～…」
「うわ～、初めて見たぁ～♪！」
「はは…」
「カッコイイ～、いや～ん、すっご～い、大っきい～」
『おいおい、変な声出してんなよ…、
　まっ、可愛いから許してあげるか…』(;^_^A

「あっ、そんぐらいでいいですよ…」
と、キラキラした目で、手元がおろそかになってるその娘を静止。
そのままじゃ、溢れんぞってぐらい、超満タン(苦笑)

「私、今、中免取る為に、教習所へ行ってるんです♪」
「おお～、いいねぇ…、頑張ってね」
「はっ、ハイ！頑張ります！！！
　ありがとうございます♪！ありがとうございます♪！ありがとうございます♪！…」
と、永遠とペコペコする女の子。
『だ、わかったから、釣りくれ…』



ん～、
「頑張って」とは言ったものの、
あんなに注意力散漫で、バイク大丈夫かなぁ…
少女よ、めいっぱい勉強して、たくさん、たくさん成長しておくれ…
頼んだよ…