12月12日土曜は、群馬県のとあるお医者さんへカミさんを連れて行った。
カミさんの友達から紹介してもらったお医者さんで
化学物質過敏症を診てもらいに。
べつに行楽地へ行くわけでもないし、この季節は日が暮れると冷えるからね、
久々にインテRで出かけた。
インテRで都外へ出るのはホント久々。
この日はとても暖かくて、関東は各地で20℃ぐらいまで上がった。
これだけポカポカしてたら、ZZR1400でもよかったんだけどね、
ま、たまには♪(*ゝー・)b
着いたお医者さんは、花屋さん? 喫茶店?
と思ってしまったほど、とても良い感じのたたずまいで、
街中なのに、どこか のどかで静かで…
都内には絶対にないタイプのお医者さんだった♪
とても人気のあるお医者さんのようで、
この閑静な所に続々と入ってくる車は、全てこのお医者さんの駐車場に吸い込まれていた。
院内は、土曜ということとインフルエンザの影響もあり、
外のうららかな空気と打って変わって、かなり大変そうだった。
当初、インフルエンザの感染が少し心配だったが
院内では無料でマスクを配り、更にポケベル(?)を渡してくれ
外で待つ事が出来たのはありがたかった。
しばし車で待つ事に。。。
しばらく待っているとベルが鳴り院内へ。
2人で待合室で待っていると、これからお世話になる先生が目の前を通る。
俺の前で立ち止まり
「今日は一人で来たの?」
と、声を掛けてきた。
い、いや、俺、付き添いだから…(;´▽`A``
と思いながらも、何故俺に声を掛けたのか、少し不思議に思った。
その前に受付でも、看護士さんが保険証の事で
カミさんではなく、俺に声を掛けてきたのだが
何故みんな俺ばかりに・・・?
問診表の名前から、どう見たって患者は女性だというのが判るだろうに…。
診察の順番が来、診察室へ。。。
入るなり先生は、またもや俺に話しかける。
「あ、いや、診ていただきたいのは妻の方で…(;^_^A 」
「この人は大丈夫よ。
この中(化学物質が多く漂っている院内)でマスク一枚で平気なんだから。
それよりあなたよ。」
「えっ、えええええ~っ!!!!?Σ(◎Д◎ノ)ノ」
試しに手を出して御覧なさい、と言われ
先生の言うとおりに手を動かしてみる…
軽く手をにぎったあと、力を入れずにそぉ~と開くのだが・・・
「ほら、ご覧なさい。指先が震えているじゃない。これは農薬中毒なの。」
た、確かに、ほんの少し震えている。
自分でもこの10年ほどで、少し震えるようになったなと自覚していたが
ま、年かな…なんて思っていた。
の、農薬中毒~!?
「い、いや、僕の方は、花粉症と果物アレルギーぐらいで…」
「これを見てみなさい」
と言いながら、ある表を出してくれた。
見てビックリっ!
「あっ!これ、俺が反応出る果物ばかりだっ!!!!」
リンゴ、桃、梨、ブドウ、イチゴ、サクランボ・・・
「じゃ、これは?」
と、今度は別の表。
バナナ、グレープフルーツ、オレンジ、パイナップル、マンゴー、キウイ・・・
「うわっ!これ、俺が平気な果物だっ!!!!」
「でしょう( ̄ー ̄)」
「え、ええ…。
特にリンゴなんて食べると、口内と食道が痒くなって、動悸が激しくなって…
アレルギーから来る、アナフィラキシーショックを起しているんだと思ってました」
「あははははっ、この娘と同じだわぁ、それが農薬中毒なのよ」
と横にいた看護士さんを指差しながら、2人で笑っていた。
その表には、国産と欧米における農作物残留農薬基準の比較がなされていたのだが
その数値の差に愕然とした。
国産の基準は非常に甘く、欧米に対して殆んどが50倍の数値になっている。
中には500倍もの数値まであった。
その倍率が高いもの、即ち農薬が多く含まれたものが
俺の反応する果物たちだったのだ。
今まで国産は安全と、わざわざ選んで買っていたのが馬鹿みたいだ。
横にいたカミさんは
「私も若い頃から、プルプルブルブル手が震えるんです!」
と訴えた。
「それも農薬中毒。あなたの場合は子供の頃からの農薬と、
パラゾールと、白アリ駆除剤で侵されてるのよ」
な、何故判るんだ?∑( ̄□ ̄ノ)ノ
カミさんの実家は半農家で、農薬、パラゾール、白アリ駆除剤で満たされていのだ。
そんな事問診表に書いてあるわけもなく、ましてや今の住所なんで
カミさんが農家出身なんて、判る術無いのに…。
「私は座ってる時(待合室)から見てたの。
それでてっきりこっち(俺)が患者だって思ったんだよ」
い、一体先生には何が見えているんだ?(滝汗)
「深刻なのはダンナの方。
悪い事言わないわ、あなた今日 診察受けていきなさい」
「あ、は、はい(;^_^A」
と、急遽 俺も診てもらう事に。
先生は御歳71歳で、ご自身も化学物質過敏症を発症している女医さん。
このスジでは大変著名な方でもあるのだが
「上州女」宜しく、とても気風が良くて、明るく、優しい素敵な人だ。
しっかし、その年齢に反してとても若く見えるなぁ…。
ショックだったのは、俺と同じように手を開いて見せてくれたが
まったくもって震えていなかった。
手の震えというものは、どうやら年齢とは関係ないようだ。
一通り記憶テストのような事をし、診察をしてもらった。
この中毒や、化学物質過敏症等は、その症状が進むと
記憶障害や精神障害など、脳にまで障害を及ぼすらしい。
先生よると、カミさんのように体が危険信号を発している方が、まだマシとの事。
俺のように自覚症状が殆んど無い人間は、ある日一気に来る事が多いらしい。
今の内から解毒しておいた方が良いと。
カミさんは、化学物質過敏症の一歩手前で、これから治療すれば良くなると
元気付けてくれた。
2人でお薬を貰い、医院を後にする。
薬の副作用などを確認しつつ、また年内に来院する事となった。
まぁ実際、俺の症状がアレルギーによるものか、農薬によるものか
今のところ定かでは無いが、解毒しておいて損は無い。
少なくても、あの果物の表には驚いた。
しばらくはカミさんと通院する事にしたよ。(;´▽`A``
その後は、せっかくなのでカミさんの実家へ寄った。
お義父ちゃんや、お義母ちゃんに、化学物質過敏症を説明したが
いまいち理解してもらえなかった…(;´▽`A``
ま、もう少し世間でも認知度が上がれば、少しは理解してくれるだろうが
追々ね…ははは。
本当に暖かい日だったが、さすがにこの辺りは
日が沈むと一気に冷える。
この冷え込みを考えると、車で来て良かったと思うね。
この日みたいに道路さえ空いてれば、車もアリなんだけどな。
夕食を一緒に食べ、ETC割引が利く22時を狙って帰った。
ふたご座流星群ということで、星空を観ていたら
1つだけ見る事が出来た。
早い時間だったので、1個見れれば上等でしょう(≧∇≦)b
試しに長時間露光(15秒)で撮ったら、意外と星が写ったてたんで驚いた♪
俺の、農薬中毒という思いがけない収穫もあった1日だったが
診てもらって本当に良かったよ(*∩_∩*)
大事に至る前に、解毒しよ♪
というか・・・その女医さんは超能力者ですかっ!!豊かな経験を積んだ心有る医師は本当に「超」能力者ですね。アットホーム満載な感じが伝わってきましたよ。
国産の農薬基準が外国産よりも甘いなんて・・・
なんでもかんでも国産は安全だという考えは間違いですねぇ。
有害物質、特に農薬や化学物質などは目に見えませんしね。
外国産、国内産と多々騒がれますが、メディアなどの不確かな情報に踊らされず、真実を見据えていたいものです。
解毒。なんだかハッとさせられる響きですね。
ルナさんの日記も見てきましたが、別の意味で迫力満点ですね(汗)
ところで・・・
インテR君のお目々が輝いてますねぇぇ!!!
私も同じ問題にぶつかった事があるんです。
私の実家も昔は兼業でブドウを作っていて、真ん中
の姉の片目の視力が無くなって行って、「何故か」
皆分からなくて、結局は「農薬」が原因でした。
彼女は、一番ブドウを食べていた人だったのです、
家族の中で。当時は洗いもせずに口に放り込んでい
たらしいです、結構だれもが...今、彼女の片目
は完全に視力を失って明暗しか分かりませんが、
ほとんどの人がそれには気が付いていません。慣れ
でしょうか。
だからではありませんが、お米には気をつけていま
す。私のブログでも「農薬」と入れて記事を選び出す
と4つほど「農薬漬けのお米のこと」に触れた記事が
あります。
気を付けましょう、お互いに。奥さんによろしくお
伝えください。
ねぇ、ホント何が見えてるのぉぉぉおおおお?って感じでしょ(笑)
外国と言っても中国とかはまた違うんでしょうけど
今は米国や欧州では、とても規制が厳しいようですね。
俺も、こんなにも国産が農薬漬けになってるとは知りませんでした。
日本では農薬の利害関係も根深いとも聞きますからねぇ。
困ったものだ。
最初は付き添いとしてしか考えて無かったですが
診てもらって良かったです。
えええええええ~、バーンさんにもそんな経験が!
それにしても、目ですか。
お姉さんも、さぞご苦労な去った事でしょう。
こ、恐いですね。
確かに、ブドウの農薬基準も凄い数値になってました。
農薬は表面だけではなく、大地からも吸収されるので
根本的に洗えば平気という世界ではないそうですね。
お米に関しても、ちょっと前に「事故米」騒動が日本でありました。
問題となった農薬が、実は果物には多量に使われていることも
今回始めて知りました。
今回お世話になった先生も、症例と研究結果をまとめて
政府に対し働きかけを現在している所です。
一刻も早く、安全な食を確立してもらいたいものです。
片目失明した姉は今では女医になりました。
日本の「ハウス栽培のトマト」は収穫までに30回~70
回の農薬散布をするそうです。それも農協から買った
農薬でしないと収穫物を農協が引き取らないと聞きま
した。
ドイツで最近話題になっているのは、「癌でも無いの
に血便が出る」です。「ダイオキシンや農薬」を含ん
だ食べ物でそういう症状が出ることがあるそうです。
確かにトマトも、国産のは規制が欧州より50倍ほど甘いみたいです。
俺は農業には携わった事が無いので、実際のところは知りませんが
農協は農薬を売るための機関だというのは、よく聞く話ですね。
恐いわぁ。
前にも「農民は馬鹿だ」と、ポロっと漏らした大臣がいたけど
もっと政府が農業に対して畏敬の念を払い
もう少し優遇してもいいものだと思います。
手間隙かけて作っても、全く利益が上がらないのであれば
手早く農薬で生産性を高めてしまいますモンね。
食は人にとって、無くてはならないものですから
もっと真剣に世の中の仕組みを考えてもらいたいものです。
「友愛政治」を掲げた新鳩山政権は、
今完全に「優柔政治」になってますからねぇ。
頼むよ鳩山さんよ、って感じです。