前回の事故話では
「痛い、痛すぎる」といった意見が多く
「痛すぎるので、途中読み飛ばした」
なんて声も聞かれました。
(参照:過去記事「事故話 vsトレーラー編」)
そこで今回は、まったく痛く無い お・は・な・し(*ゝー・)b
俺は、先代インテR。
相手は、大学生男2人のタンデムアメリカン、HONDAシャドウ400。
時間は夜7時頃…。
友人宅で遊んでいるカミさんを迎えに、俺はR246を下っていた。
帰宅ラッシュで渋滞が酷く、陸橋に乗るのを止めた俺は
側道に入り、直進しようとした。
しかし、結局は側道も渋滞で麻痺していて、散々待たされる事に…。
そんな陸橋下交差点手前での出来事。
こんな感じの現場↓
俺は直進車線で信号待ちをし、もう少しで交差点を通過できるという所まで来ていた。
そして、その後ろにシャドウ400.
分かりやすいように、俺のいる辺りを拡大しよう。
図を見てもらうと分かると思うが、
ルームミラーに映ったシャドウは、なんとも微妙な角度で止まっていた。
『お前ら、本気で直進する気あるのか?』
実はこのシャドウ、随分手前から俺の車と、後ろの車の間に
スリ抜けをしながら入ってきたバイクだ。
ここで疑問に思うのは、何故そのままスリ抜けし、
先頭まで行かなかったのか?
右折専用車線との隙間も、左側のスペースも充分過ぎるほどある。
たとえ幅広のアメリカンでも、楽勝でスリ抜けできるハズだ。
そして車線のど真ん中での、なんとも奇妙な角度。
先頭まで行かないのは、交差点にパンダさんがいる可能性もあるからと
考える事も出来る。
でも、その角度は一体ナンだ?
『もしかして そのまま隣の車線に突っ込むんじゃねぇだろーなぁ?
もし、そんなことしたら、どうなっても知らねぇぞ…』
おそらく隣にいた車(ピンクの車)も、
俺と似たような事を考えていたのかもしれない。
そんな不穏な空気が、場に漂う中
シャドウの兄ちゃん達は、能天気に笑いながら くっちゃべっていた。
そして青になる信号…
交差点の先は車が詰まっていて、俺のいた直進車線は、微動だにしない。
隣の右折専用車線だけが、ノロノロと動き出す。
その瞬間だった。
後ろにいたシャドウは、突如ウインカーを出し
無理やりピンクの車の前に入ろうとした。
ピンクの車は
『ふざけた入り方してんじゃねぇぞっ!入れさせるかよ!!』
と、言わんばかりに、車間距離を一気に詰めた。
ビックリしたのはシャドウの兄ちゃん。
まったく何も予期していなかったのだろう。
急に行き場を失い、ピンクの車の急な前進でビビリ、とっさに避けた。
避けたは良いが、パニクった兄ちゃんは、左にハンドルを切り過ぎた。
で、俺の脇腹に、ドッカ~ン、ガシャ~・・・
ピンクの車は、そのまま右折して行ってしまった。
あまりのシャドウの酷い運転に
「ザけた運転してんじゃねぇぞテメ、クラあぁぁぁっ!」
と、怒鳴りながら車を降りた俺。
すると、兄ちゃんは
『俺が悪いじゃなくて、あの無謀な車が…』
と、言いたげに、去っていくピンクの車を指差ししながらも
「す、すみません…」
と、謝った。
なにやら彼は、初めての事故らしく、何をしてよいのやら路頭に迷っていたので
結局は俺が手配することに。
事故慣れしている俺も、どうかと思うが…(笑)
このとんでもない渋滞の中、警察が来るまで1時間以上待つ事となるのだが
その間、おもわず説教をしてしまった。
俺は別に、黄色のラインを跨ったとか、そんな事に腹を立てたのではないのだよ。
道交法さえ厳守していれば、安全を確保できるとも思ってないし…
実際に俺も、決して人様から褒められるような運転ばかり
している訳じゃないしね…(^ヮ⌒〃;)>
だからと言って、もちろん道交法は守らなくても良いと言っているワケではないが…。
俺は4輪でも2輪でも、心がけている事がある。
それは「意思の疎通」。
特にバイクに跨っている時は、目に入る運転者全員のプロファイリングを
瞬時に行って運転している。
乗ってる車種とか、年齢とか、性別、行動パターンとか…
そういった材料から感じ取るワケだね。
こういった事は、なにも俺だけではなく、多くのライダーが
考えていなくても、自然とやっている事でもあるとも思う。
そして、その運転者と何らかの接点が生まれた時には
必ず、お互いの意思を疎通するようにしている。
それは、手を上げることでも、会釈をする事でも良い。
とにかく自分の行為が他人に影響を及ぼす場合には
何らかのアクションを用いて「意思の疎通」を計るべきなのだ。
車対車、車対バイクではなく、とどのつまりは人対人なのだから。
コレは道交法を守るとか以前の話である。
同じ違法運転をするならば、シャドウの兄ちゃんは
先頭(A地点)まで行き、ウインカーを出して信号待ちをするか
ピンクの車の鼻先(B地点)に行き、
ウインカーを出して信号待ちをするべきだったのだ。
(決して違反をしても良いという意味ではない)
そして、何より必要だったのが、割り込みされるドライバーに対し
『すみません、入れさせてください』とか
『無理やり入っちゃって、ごめんなさい』
などの意味を込めた、謝罪や挨拶だったのだよ。
俺はシャドウの兄ちゃんに言った…
「あのさあ、
もし、お前がATMに並んで散々待ってたとしよう。
そして、やっと自分の番まで来たと思った矢先
いきなり横から割り込みされたら、どう思うよ?
普通、キレて殴んだろぉ。
ところが、そいつが割り込む前に
「すみません、大至急振込しないと大変な事になるので
申し訳ありませんが、先に使わせてください」
と、懇願したら どうよ?
お前は、しょうがないと譲るかもしれない。
譲らないとしても、冷静なまま断わんだろぉ…
それと同じだよ。
ドライバーが何考えてるか、分かんねぇじゃ、済まされねぇんだよ!
何を考えるか、常に考えておけよっ!
そんな運転してっと、幾つ命があっても、足んねぇぞ。
ましてや後ろの人間の命まで預かってんだからさあ。」
などなど・・・
シャドウの兄ちゃんが、ホントに分かってくれたかどうかは、定かではない。
でも、いつか この事を思い出して運転してくれる事を願う。
死ぬ前にね…。
ここ10年、ビクスクの爆発的なヒットに伴い
ファッションでバイクに跨るヤツが増えた。
そして同じように「最低限の挨拶」をしないライダーも激増した。
なんとも嘆かわしい事だ。
俺は「意思の疎通」さえ行われれば
無駄なトラブルは、相当減ると思っている。
ライダーにとって「最低限の挨拶」は、
心がけるべきだよ…ね♪(*ゝー・)b
広島は自分で言うのもアレですが、マナー意識の低すぎるドライバー・ライダーが多いと思っています。
基本、信号は赤になってもみんな突っ込んで行くし、青になるまで待ちきれず見切り発進する人がほとんどですね。せっかちすぎるぞ、広島市民w
「どうせすぐ次の信号で赤だろぉ・・・」って思うんですがw「それよりも、同じ信号無視してくるヤツが横から来たらどうすんのよ・・・」っていう情景を日常的に目にします。
交差点右左折でも、曲がる直前にウインカー出すのがほとんど。3秒30m手前にって、自動車学校で習ってるはずなのに・・・
オイラは確行してますよ♪
特に通勤時間帯などは、原付のスクーターさん、おじさんおばさんにーちゃん入り乱れて4~5台連続して「返し縫い」くらいすり抜けしていきます。
まぁ、原付だけに小回り効くからねぇ。
オイラのエプはそういうの向かないので、おとなしくしてますがw
雨の日は車で通勤してますが、あまりにも無謀な運転が散見されます。
あ~、オイラもこんな感じに思われてるんだろうか・・・って^^;
でもバイク通勤時は、記事のような状態になったら車線を移動しないようにしてます。
左隅でじっと待って、車間が空いたら、おおげさに右後方を振り返って「右に寄りたいんだけどぉぉぉ」をアピってから入りますw
しかし、その大学生シャドウさんも大事に至らずにすんでよかったと言うべきなのでしょうか。
天下の公道を走る以上、車バイク関係なく「周りの空気を読む」「周囲との意思の疎通」が大切だなぁと心新たに思う記事でした。
おいらのブログでも過去の事故記事アップしようかな・・・(ノ∀`*)ペチョン
昔はよぉ・・なんて事はなるべく言いたくはないのですが、
実際こういったいい加減な輩は増えてきた気がしますね。
「バイク乗りとしてのプライド」が欠如しているというか、最初からそんなもの持ち合わせていないというか。。
例え違法な走行の仕方であっても、その中にマナーを持ち続けるという姿勢は
バイク乗りの矜持として絶対に忘れてはいけないと思いますね。
とんだ災難話でしたね。
半キャップで乗っているビッグスクーター、TW、アメリカン系の人達ってバイク乗りじゃない・・・
というか、免許持ってるのか?こいつら?
なんてな認識をせざるを得ない人達が多いです。
無謀なすり抜け、爆音、大音響のカーステ・・・
自分さえよければどうでもいいって感じですよね。
そのくせコケるとイッテーイッテー言うし。
彼らにしてみれば、”走るソファー”
程度にしか思ってないんでしょうね。
交通ルール云々の前に、確かに運転も
”人対人”
なので、アイコンタクトとかは大事だと思います。
スモークシールドでも開けて目が見える状態で頭下げたりすると
また印象違いますもんね。
お辞儀をしてくれたり手を挙げてくれたり、何らかの謝辞をしてくれた車やバイクには、快く譲れる私。でも当然だ!みたいに割り込んでくる輩には意地悪してしまう私。まさに大人げないんですが、私も黒影さんと同じ意見で、人と人なんですよね。インターネットでも一緒。画面の向こうにいるのは生身の人間。
でも、理不尽ですけど特にバイクは、バイク側が強く意識するべきだと思うんです。これは大人とか関係なく、自分の身やパッセンジャーの身を守るため。私もバイクに跨っている時は散々っぱらなめられて来ましたが、普段スイスイ行かせてもらってる身として、バイク側にも多様な敬意の意識が必要なんだと思って運転しています♪
って・・・数年前にタクシーに突っ込まれて廃車なんですがね(号泣)
もう2度とバイクには乗るなと嫁に言われるかと思いましたが、例え真夏のくそ暑い時でもフルフェイスヘルとパット付きのレザージャケット及びパンツにレーシングブーツを履くことを条件に社会復帰したらまたバイクに乗っても良いという慈悲深い言葉をもらいました。(バイク乗りっていくら事故してもまた乗りたがる習性があるようですね。今リハビリのために入院している病院にも自分と似たような状況の人がいますがその人も自分と同じような事を言っていました。)
その分、車などに乗っていて半ヘルにタンクトップ、短パンにビーサン姿でビクスクや原チャリに乗っている輩、さらに似たような格好で彼女を後ろに乗せているやつを見ると「あーこいついつか死ぬな。事故った時に自分だけ生き残って彼女が死んだらどーやって償っていくんかな?」って思ってしまいます。
自分の場合は、単独事故で他人を巻き込むことは幸いにしてありませんでしたが、もしそのような事になっていれば今自分はどうなっていたかと思うとゾッとします。特に交通量の多い街中で一度なにかあった場合、バイクという乗り物は甚大な被害をライダーやパッセンジャーにもたらす危険な乗り物という事を常に頭の中に入れておくべきものなのに自転車の延長線上にしか考えていない未熟なライダーが自分の住む街にも確実に増えている事を実感しています。
「失ってからでは遅すぎる」この言葉を彼らに知って欲しいし、また自分自身にも言い聞かせてバイクライフを復活させたいと考えています。
長文になり、スミマセンでした。
黒影さんも素敵な奥さんと愛猫たちそして周りの人々とこれからもZZR1400で素晴らしいバイクライフを送っていける様、願っています。
奈良のZX-14と申します。
いつも興味深く拝見させて頂いています。
災難でしたね。
(どなたもお怪我はありませんでしたか?)
私も事故は、色々経験しました。
2年前なんかは交差点の右直(私は直進)。
60歳前のおじさんのビグスクに無謀な割り込みをされ、愛機ZZR1100とビグスクは
お釈迦さまに召されてしまいました・・・涙
(愛機が守ってくれたのか、奇跡的に私はかすり傷程度で済み、相手の方も無傷でした)
その経験から、道を走っているときは常に「事故だけはごめんだ」ということを意識もち、
「周りの人に迷惑をかけない走り」ということを、今までよりも心がけるようになりました。
また、周りの状況から「やばそー」と感じたときは、自分が引く(=事故回避行動ではなく、
事故に全く関係ない場所に自分の身を置く)ということも意識的に実践するようになりました。
(公道で無理して意地張って走ってもリスクの方が大きいですからね)
それでも万が一事故に巻き込まれたときは、・・・被害は最小に留める事ができます。
くどくなってすみません。m(__)m
何はともあれ「事故が一番しょーもない!」ということですかね。
ところで、(もうご存知かも知れませんが)カワサキから
ZZR-1400/ZX-14に関するリコールが出てましたよ。
リコールの内容は
「車体組み立て時、フレーム本体のエンジンマウント部のアジャストカラーに締め付けトルクが高く設定されて
いるためにフレーム本体の溶接部の一部に過大な応力が生じていることが判明しました。このため最悪の場合、
走行中強い衝撃が加わった場合、フレーム・ロア・クロスパイプ溶接部が破損するおそれがあります。」
とのことです。
対象モデルは
2006、2007年海外専用モデル :ZZR1400/ZZR1400ABS/Ninja ZX-14
(型式:ZX1400A6F/A7F、B6F/B7F))
破損が見つかった場合、フレーム交換となるらしく、かなり重症です。
(私のZX-14は点検を受け、無事1日で帰ってきました)
黒影さんはもう点検を受けられましたでしょうか?
そういえば「メガゾーン23」なんてのに、
真っ赤な「ガーランド」ってバイクロボが出てきたっけ…(*∩_∩*)
広島の交通事情ってのも、なんか凄そうですね…(;^~^A
日本って、同じ道交法の文化なのか?ってぐらい
その土地土地でローカルルールというか
独特の交通事情があるみたいですよね。
以前、大阪に出張に行った時にも、あまりにも東京と違うので
カルチャーショックを受けました。
道交法が少し変わった今は、またちょっと違うのかなぁ…?
カミさんの実家がある栃木県南部では
ま~ず、ウインカーを出さない車が多いこと、多いこと…
この辺の感覚で運転してると、追突しそうになります。
逆に他県の人がこちらへ来ても、運転しづらいことって
多々あるんでしょうね。
ただ、どんな交通文化でも、やはり共通した意思の伝達方法は
あるんでしょうし、するべきですよね。
またしても、ドラッグレース、優勝おめでとうございます。
って、全然違う話をしてすみません。
この時の被害は、前後ドアと、フェンダーが
ベッコリ、ガリガリで、板金ン十万コースって感じでした。
幸い、相手は保険に入っていたため、問題なく処理できましたが…。
相手も怪我は無く、バイクもハンドルが少し曲がって
ウインカーがもげた程度で、大破はしてなかったですね。
いや、ホント増えてますよ、色んなモンが欠如してるライダーって。
特にバイク急便なんて、昔は「プロ」って感じのライダーが多かったですけど
今は、「マジ素人」って感じの輩がウジャウジャいますからねぇ。
最近は、バイク急便だからといって、ぜんぜん気を許せなくなりました。
そういえば昔、俺も言ってました。
「俺は違反はしても、マナー違反はしねぇぜ」
なんて…(爆)
違反もするなっつうの…(自爆)
半キャップ…、
特にパッセンジャーの彼女に半キャップ被せてるヤツ見ると
バイク乗り以前に、人としてどうよと思ってしまう。
世代的にも
「ぶっ、バイク乗りって、なんだよ?」
と、笑うような子が多いんじゃないかなぁ…
ただの乗り物じゃんってね。
TOMOさんの言うように、まさに”走るソファー”なのだろう。
こういう子たちに育ててしまった、俺達大人の責任も
大きいですね。
俺みたいに、人より秀でて目が細い人間は
アイコンタクトの効果が少なかったりして…(爆)
最終的に行う行動は一緒でも、その過程での行動の
ちょっとした行為によって、180度 人の気持ちは変わってしまいますからねぇ。
まさに「紙一枚」ですよね。
バイク側にも多様な敬意の意識というのも、分かりますねぇ。
例えばスリ抜け中に、車が譲ってくれたりなんかしてくれた時は
必ず「ありがとう」と、手を上げるようにしてます。