車では通った事はあったが歩くのは初めての商店街、ときどき気分転換を兼ねて今日のように地下鉄を使って散歩をします。
なるほど古い街並み、今日の選択はまずまず合格。それにしても昭和だなと思った。
そして帰り際、これまた昭和を思わせる小さな喫茶店に入った。
お店の主人は70歳後半か、同年輩の馴染み客らしい客2人と話をしてた。
私は窓側に着席をし、コーヒーを飲んだ。しばらくすると隣席に中年サラリーマンが座り、いつものと注文をするやポケットからタバコを取り出し吸い始めた。
へー、今どきと。直後、部屋に煙と匂い立ちこめた。
昔は私も吸っていた。なるほど、昔はこんなんだったなと。
昔ならよかっただろうが、今じゃ嫌がられるだろうな、とも思った。喫煙者にとっては休息の場だろうが、私にはゆっくりとコーヒーを味わっては居られず早々に退去することになった
レジをする70代のマスターの奥さんらしい人が申し訳なさそうに言いました。
従業員の居ない、小さな店だから今も営業が出来るんです。うちのお客さんはたばこを吸う人が殆どなの。ごめんなさいと。
お馴染みさんじゃないから、気にせずに。私の瞬時の答えでした。
- テーブル上に昔からの灰皿やライターが