三つの経験をしてみたいと思い、敢えて飛行機を使わずバンコクから飛行機で上海へ飛び、上海から45時間をかけての船旅にした。
目的の一つは長江と上海市内から流れる黄浦江下流との合流点をもう一度見てみたいと思ったからである。 20数年前の若き日に見た記憶の再現をしたかったのだ。
第二は東シナ海のまっ平らな海に沈む夕日を見たかったからである。もともと雨男でお天道さまとは相性がよろしくないからどうなることかと心配ではあった。お天道さまに「是非にも」とお願いして船に乗った。
三つ目はいささか古くなるが、東シナ海を渡った遣唐使の若い僧や何度も渡海を試みた鑑真らが見た風景はどんなんだっただろうか、 さらには先の大戦で破れ帰国した復員兵、私の親父もその一人であるが・・・、彼らが見たもの、感じたものの一端でも経験してみたい。そんな思いからである。
☆この文はアジアぶらぶら旅(名古屋―上海― 南寧―ハノイービエンチャンー
ノンカーイーバンコクー上海―大阪―名古屋)日記の部分、2016.12.11の
☆幸いにもお天気には好天でした。見たもの、感じたものはまた別の機会に。