◇四天王と邪鬼
仁王門は網が張られて薄暗いことが多い。しかしこのお寺、陽が射して四天王が上から下まで、さらに邪鬼まで良く見えた。踏みつけられた邪鬼の顔が如何にも辛そう、それがかえって面白い。思わず見入り、そのあとパチリ。
※四天王・・須弥山の中腹,東西南北の四方に住むという。
東の持国天,南の増長天,西の広目天,北の多聞天 (毘沙門天)。いずれも甲冑に身を固め、邪鬼を踏む姿が一般的とか。
◇納経所
お参りを終え、最後に納経所に行くのがいつものパターン。この日も同じこと。
納経所の人は私に「何処から」、「生まれた所は」、次いで「名前は」と次々に尋ねる。尋ねられるままに答えると、筆を持ち出し封筒に温故知新と書いた。
朝も早く他に客もいない、ヒマなようだ。遍路とお寺の記憶作りと思い暫し話しこんだ。この対応「これもオセッタイ」かな?。 「巡礼日記」より