これは五木寛之著の「百寺巡礼」秋篠寺の書き出し文である。
一度は雨の日に巡ねたいと思って いた 。7月の初旬ならいつもなら梅雨時、思いもよらず梅雨が早く開けたが、訪ねた日に台風が関西・奈良とのこと、願ったり叶ったり。ならばと、秋篠寺に出かけました。
雑木林と雨に濡れた美しい苔。来た甲斐があったと思った。
本尊の薬師如来、 日光菩薩、月光菩薩、 伎芸天。どれも美しく思った通りでした。
帰りぎわ、御朱印のお願いをすると「ありません、スタンプを押します」の返事だった。残念だがやむ得ない、しかし無いのは不思議と検索すると、1年に1日だけ頂ける日があるとか、しかし長い行列が出来ると。
雨で人もいなくて寺を満喫できたことで「良し、ベスト」と自分に言い聞かせ、寺を後にした。