身に着けているものを失くしたり
何か大切なものが形を無くす時って
身代わりになってくれると聞いたことがあります。
実は食器棚のガラス戸が割れてしまったんです。
正直言うと、長男ケに割られてしまった…
私と言い合ってガラスにパンチ。
どこにぶつけたらいいのか
ホントは私に向けたかった拳。
粉々に飛び散ったガラスを黙って集め
それからですかね。
憑き物が落ちたように落ち着いて
目標を定め、エンジンを掛け始めた息子。
うちの家具を造ってくださった足利の家具製作者さんの所へ
ガラス板と枠を持ってリペアを依頼しに行きました。
5年前食器棚を備え付けた時は私がガラスを嵌めましたが
今度は職場で購入した大判ガラスをカットからお願いすることに。
プチプチを解いてみたら、あらま、柄の大きさが違っていて…
でも、敢えてこちらで。
一枚だけ違う、それもいいんじゃないかな。
法隆寺や東照宮陽明門のように未完のままで。
いつまでも終わることなく歩み続ける
家族もそんなカタチでありたいと願いを込めて。
http://homepage2.nifty.com/WWBU/noname205.htm
こちらは納入前の食器棚、製作者さんのページです。
木の特性を生かし、巧みな技術で造られています。
いろんな話しもおもしろいんですけど。
ひとつオーダーしたものがありまして
桜の咲く頃になるかな…
また伺います。