https://www.radiofrance.fr/franceculture/podcasts/le-cours-de-l-histoire/branle-passepied-bourree-histoire-de-la-danse-traditionnelle-2949692
タイトル、
Branleは間抜け。Piedという表現は侮蔑を表します。直訳「通行する-足」ではない。faire le pied du nezとは、日本のあっかんべーと同じです。Bourréとは、酔っ払った、と言う意味です。
タイトルが汚い...
中世は暗い時代で、キリスト教以外のストーリーは許されなかった。ところが民衆は、どうせ死ぬなら酔っ払って踊っても、良いじゃないか?と言うしぶとい反抗があった。聖人の墓の上で踊る、と言うのは、死を恐れる領主たちの寄贈でとてつもなく豊かになった教会への反発です。
だから踊りは悪魔の業、と教会は抑えようとしたのでしょう。しかし舞踏病という日夜踊り続ける病気が流行し、人々は死ぬまで踊り続けた。
ユダヤ教にあって、キリスト教の典礼が失ったものは踊りです。ダビデ王は契約の箱の前で裸で踊った。ユダヤ教にある、神との親しさはキリスト教には無くなりました。
最後の段落で、
La danse est considérée comme une insulte envers Dieu.
とあるところからも、踊りは神への侮辱と見なされていた。
なお、現代ブルターニュの聖人の祭りはPardonと言って、ステップダンスを踊りますが、ケルト文明とキリスト教の融合です。
ブルターニュの海岸で、村人がクレープを食べ、踊りを踊ります。
私が踊りの動画を観たのは、Île Blanche。
※パスピエ(passepied)は、ブルターニュ由来17世紀頃パリなどで流行った踊り
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