先日WOWOWでピアース・ブロスナン主演の「テロリスト・ゲーム」を見ました。
隣でおばあちゃんと遊んでいた息子も途中から一緒に見始めて。
スリリングな展開に手に汗握る息子に、「大丈夫、俺たちのピアース・ブロスナンがきっと世界を救ってくれる。この人はジェームズ・ボンドとして何度も世界を救ったんだよ。」と教えて。
その通りにブロスナン演じるマイケル・グラハムは世界を救う訳ですが、このヒーロー感は6代目のジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグにはない要素だと思いました。
一方で、さっきも「スペクター」もちょっと見ましたが、結局クレイグのボンドは「スカイフォール」のキャラ変を経て「スペクター」でパーソナルな問題に振り回される人になった感があって。
「慰めの報酬」までは21世紀に相応しい新たなボンドを演じてくれると思っていましたし、ロンドン・オリンピックの開会式に登場した時はまさにヒーローだったのですが、、、。
ちなみに「テロリスト・ゲーム」には「黄金銃を持つ男」のクリストファー・リーも出演していて、内容的にも007の特にブロスナンがボンド初登板となった「ゴールデンアイ」に通じる部分があると思いったのですが、後で「テロリスト・ゲーム」の方が「ゴールデンアイ」よりも先だと知って。
知らずに見ていた時はボンドとマイケル・グラハムの違いをやっぱり見ていた部分があったのですが、逆にマイケル・グラハムの嫌味な部分はブロスナンのボンドに活かされた部分があると思いました。
一方で、動きのキレは、ブロスナンのボンドの方が洗練されていたと思いました。