全日本オートポリス大会が先日行われました。私はネットで見たのですが、ライブ観戦とはいかず、時間差でアーカイブでの観戦でした。
見終わってからは、そして悲報を受けてからは…何とも重たい気持ちになりました。心に鉛が埋め込まれたような…。そんな気分で数日間を過ごしていました。
この数日間、胸の中にはたくさんの思いが溢れかえっていましたが、それをなかなか言語化出来なくて。でもちゃんと見つめて言葉にして自覚しないと、前に進めないような、そんな気もするので、とりあえずは心のままに書いてみようと思います。
***
ST600クラスに参戦していた芳賀涼大選手が、レース中のアクシデントにより逝去。
このことは、レースに関わる全ての人たちに、またしてもずっしりとした重たい感情をもたらしたと思います。私も今回のことはとてもショックでした。
お父様は、私たち世代では知らない人はいないだろう、と思えるほどの活躍をしていた芳賀紀行氏。そして同時に、兄である瑛大選手も全日本に参戦していました。
今回のことは、こうして周りで悲しむご家族の姿が容易に想像出来てしまう状況だったからか、一ファンの立場でしかない私も、本当に胸が痛み、悲しみに暮れてしまいました。
**
歳のせいか、近年は『メメント・モリ』を常日頃から意識してしまう私ですが、こういう悲しい出来事に遭遇するたびにその思いは強まり、ますます自分の『生』について考えさせられます。
と、同時に『自分は今後、どうしたいのか』という問も沸き上がる…。今回も同様でした。
自分はどうしたいのか?改めて自分の心に問いかけてみても、自分の中にはレースファンを辞める、という選択肢はありませんでした。
これまでもたくさんの悲しい出来事を経験してきましたが、そのたび私はレースファンを続ける、という選択をしてきました。それはなぜか。
やっぱりレースの世界には、悲しみを癒してくれるほどの素晴らしいものがあるから…なんだろうな、と思うのですよね。
起こってしまったことは、もう戻せない。覆水盆に返らず…。
自分の無力さを痛感してしまいますが、悲しいかな、これは変えることの出来ない真実です。
出来ることといったら、この体験、経験を、この先の未来に、そして自分自身に活かすことだけなんだろうな、と思います。
そして悲しみは、癒すことは出来ても、消えることはない…そうも思います。でも、それはそれでいいのだと思います。自分の感情を否定することは出来ないですし。
この悲しみを別の感情、それこそ自分自身の愛で包み込むようにして、共存していくしかないのかな、と。そんなふうにも思います。
悲しみを否定せず、共存していくということは、故人と共に生きていく、ということにもなるような気もします。
そして、この悲しみを乗り越えた先に、自身の成長もあるような…。故人が残してくれた最後の愛によって、みたいな。
なんだかうまく言葉には出来ないのですが、こんな思いも渦巻いています。
**
大会が終わって、悲しみ一色になってしまった感もありますが。大会で選手たちが見せてくれたレースは、どれも素晴らしいものでした。
私は順番的に最後にST600クラスを見たので、何も知らないで他のクラスのレースを見ていたのですが、実際には『こと』が起きてからのレースもあったのだよな、と思うと、選手たちの勇気や精神力には脱帽する思いです。
だからこそ尊敬するし、どんなに傷つき苦しい状況でも、顔を上げて前に突き進む姿に、心を動かされ、また応援したいという気持ちにもなります。
レースファンになったことで、私は色んな感情を経験させてもらうことができ、私の人生も彩り豊かなものになりました。なんだか大袈裟なようにも思いますが、それは事実です。
たからこれからも私は、レースを見て楽しませていただき、応援していきたいと思います。
**
なんだか、胸にある思いの半分もうまく言葉に出来なかった感じですが。これが今大会を経て思ったことです。
今週末には世界耐久戦も行われますし、以降もレースは続いていきます。
頑張る選手たちを、私も引き続き応援していきたいと思います。
最後になりましたが、芳賀涼大選手のご冥福を心よりお祈りいたします。
そしてご家族の皆様、及び関係者の皆様には謹んでお悔やみ申し上げます。
皆様の悲しみが少しでも早く癒えますように。心からの愛をお送りしたいと思います。
見終わってからは、そして悲報を受けてからは…何とも重たい気持ちになりました。心に鉛が埋め込まれたような…。そんな気分で数日間を過ごしていました。
この数日間、胸の中にはたくさんの思いが溢れかえっていましたが、それをなかなか言語化出来なくて。でもちゃんと見つめて言葉にして自覚しないと、前に進めないような、そんな気もするので、とりあえずは心のままに書いてみようと思います。
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ST600クラスに参戦していた芳賀涼大選手が、レース中のアクシデントにより逝去。
このことは、レースに関わる全ての人たちに、またしてもずっしりとした重たい感情をもたらしたと思います。私も今回のことはとてもショックでした。
お父様は、私たち世代では知らない人はいないだろう、と思えるほどの活躍をしていた芳賀紀行氏。そして同時に、兄である瑛大選手も全日本に参戦していました。
今回のことは、こうして周りで悲しむご家族の姿が容易に想像出来てしまう状況だったからか、一ファンの立場でしかない私も、本当に胸が痛み、悲しみに暮れてしまいました。
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歳のせいか、近年は『メメント・モリ』を常日頃から意識してしまう私ですが、こういう悲しい出来事に遭遇するたびにその思いは強まり、ますます自分の『生』について考えさせられます。
と、同時に『自分は今後、どうしたいのか』という問も沸き上がる…。今回も同様でした。
自分はどうしたいのか?改めて自分の心に問いかけてみても、自分の中にはレースファンを辞める、という選択肢はありませんでした。
これまでもたくさんの悲しい出来事を経験してきましたが、そのたび私はレースファンを続ける、という選択をしてきました。それはなぜか。
やっぱりレースの世界には、悲しみを癒してくれるほどの素晴らしいものがあるから…なんだろうな、と思うのですよね。
起こってしまったことは、もう戻せない。覆水盆に返らず…。
自分の無力さを痛感してしまいますが、悲しいかな、これは変えることの出来ない真実です。
出来ることといったら、この体験、経験を、この先の未来に、そして自分自身に活かすことだけなんだろうな、と思います。
そして悲しみは、癒すことは出来ても、消えることはない…そうも思います。でも、それはそれでいいのだと思います。自分の感情を否定することは出来ないですし。
この悲しみを別の感情、それこそ自分自身の愛で包み込むようにして、共存していくしかないのかな、と。そんなふうにも思います。
悲しみを否定せず、共存していくということは、故人と共に生きていく、ということにもなるような気もします。
そして、この悲しみを乗り越えた先に、自身の成長もあるような…。故人が残してくれた最後の愛によって、みたいな。
なんだかうまく言葉には出来ないのですが、こんな思いも渦巻いています。
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大会が終わって、悲しみ一色になってしまった感もありますが。大会で選手たちが見せてくれたレースは、どれも素晴らしいものでした。
私は順番的に最後にST600クラスを見たので、何も知らないで他のクラスのレースを見ていたのですが、実際には『こと』が起きてからのレースもあったのだよな、と思うと、選手たちの勇気や精神力には脱帽する思いです。
だからこそ尊敬するし、どんなに傷つき苦しい状況でも、顔を上げて前に突き進む姿に、心を動かされ、また応援したいという気持ちにもなります。
レースファンになったことで、私は色んな感情を経験させてもらうことができ、私の人生も彩り豊かなものになりました。なんだか大袈裟なようにも思いますが、それは事実です。
たからこれからも私は、レースを見て楽しませていただき、応援していきたいと思います。
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なんだか、胸にある思いの半分もうまく言葉に出来なかった感じですが。これが今大会を経て思ったことです。
今週末には世界耐久戦も行われますし、以降もレースは続いていきます。
頑張る選手たちを、私も引き続き応援していきたいと思います。
最後になりましたが、芳賀涼大選手のご冥福を心よりお祈りいたします。
そしてご家族の皆様、及び関係者の皆様には謹んでお悔やみ申し上げます。
皆様の悲しみが少しでも早く癒えますように。心からの愛をお送りしたいと思います。