10月になりました。朝から小雨が降って、気温は昨日の29度から5度も下がっている長野です。台風16号の影響もあるんでしょうか。台風に近い地域では、大きな被害にならなければ良いのですが。
9月28日・29日、茅野市にある横谷渓谷に行って来ました。宿泊は、その渓谷にある「横谷温泉旅館」。
「緊急事態宣言が終了する前に」と思いついたのが横谷渓谷。ここの温泉にも興味がありましたので、「長野県民割」を使って出かけて来ました。料金の割引が受けられるのは、年金生活者にとっては有難いことです。
上信越自動車道から中部横断自動車道に入り、八千穂高原ICから国道299号線、通称メルヘン街道を走って横谷渓谷に向かいます。
途中には「八千穂高原自然園」や「白駒池」等見どころが有りますが、そこは「次の機会に」と、トイレタイムだけで通過。
休憩は、「日向木庭展望台」。標高は1940mですので、南・アルプスが望めます。が、雲が多くて見えませんでした。
12時30分過ぎに「横谷観音展望台」の駐車場に到着。少し紅葉の始まった道を5分ほど歩くと展望台です。途中には「大滝神社」の鳥居も。
横谷観音展望台で昼食。
横谷渓谷の「王滝」や茅野市方面が望める景色は見応えがあります。紅葉の時期ならば「感動!」でしょう。
この展望台には、皇太子御一家(現天皇陛下)も来られたようでした。
駐車場に戻ると、茅野駅から横谷観音までを走る「メルヘン街道バス」が到着していました。駐車場の展望台から、トンボと一緒に景色を楽しんで来ました。あの2匹も爺さん婆さんなんでしょうか。
13時過ぎに、今日の宿泊場所「横谷温泉旅館」に到着しました。駐車場の下は「横谷渓谷」です。
横谷渓谷の遊歩道は、旅館の駐車場の手前から下がった「乙女滝」から始まり、川沿いに約3㎞が整備されています。
遊歩道はこんな感じで、運動靴でも歩くことが出来ます。紅葉の時にはたくさんの方が訪れる場所です。
乙女滝から20分程で、次の見所、スポット「霜降りの滝」です。案内板が壊れていましたので、婆さんに支えてもらい写真撮影。
次のスポットは「大岩の祠」。パワーストーンだそうです。
渓谷は湿度が高いので、道の両側には奇麗な苔に覆われた場所が多く、「もののけ姫」出てくる森のような雰囲気です。
「鷲岩」もありました。婆さんは「鷲に見える」と言っていましたが、私には良く分かりません。鷲の巣があるのかも。
次のスポットは、「屏風岩・氷瀑」。冬になると「氷の滝」が見られる場所です。正面の右側の崖がその場所なんだと思います。
こうした見所スポットが約10分間隔に現れますので、坂道を歩いても丁度良い休憩場所になります。婆さんも楽しそうにスマホで写真を撮っていました。文句を言われないので大助かりです。
今日の散策の最終地点と決めていた「一枚岩」に到着です。ここまでは、乙女滝から約1時間。上り坂ですので良い運動になりました。
一枚岩は、岩が板のようになった所を川の水が流れています。
この先には横谷観音展望台から見えた「王滝」があるのですが、急な上り坂になりますので、爺さん婆さんは断念しました。
帰りは下り坂、岩の上に根を張った木の生命力などを感じながら宿に向かいました。
15時過ぎに宿にチェックイン。緊急事態宣言解除前でしたが、多くのお客さんが訪れていました。
温泉は「黄金色」の濁り湯。しっかり疲れを癒すことが出来ました。
次の日(29日)は、朝食後、9時30分に出発。30分ほどの所にある「御射鹿池」に向かいました。
御射鹿池は、農業用のため池ですが、東山魁夷の「緑響く」のモチーフになった場所として有名 になりました。農林水産省のため池百選にも選定されています。
人気のスポットですので、観光バスも駐車できる大きな駐車場も整備されていますが、今日は静かでした。紅葉の時期には混雑しそうです。
ここから諏訪湖を回って帰る予定でしたが、久し振りの小旅行で疲労感が有りましたので、「年寄りなんだから無理は禁物!」と、茅野市から高速道路で長野に帰りました。高速道路から諏訪湖の景色も眺めながら。
13時頃には家に到着。その夜は、我が家の温泉にゆっくり浸かって疲れを取ることが出来ました。我が家の温泉も「最高」です!
小旅行の歩数は、2日間合計12,533歩。散歩も温泉も楽しむことが出来て、夏の疲れとコロナ疲れが癒された気がしました。
「ずくだせアルバム:横谷渓谷、御射鹿池」