今朝は9時過ぎから、気温が31度を超えた長野です。連日の猛暑日で人間も、庭の植物も萎れ気味になっています。「長野は涼しい」というイメージを変える必要がありそうです。
昨日(27日)も最高気温は37.7度でした。エアコンの電気代を少しでも節約しようと、私の故郷「大町市」にある「仁科三湖」巡りをしてきました。「長野にいるよりは涼しいだろう」と思った訳です。婆さんも「行く、行く。早く行こう!」と大乗り気でした。
長野冬季オリンピックで整備された通称「オリンピック道路」を走って白馬村へ。国道148号線で大町市に向かいます。
白馬村が近づくと「雄大な北アルプスが迫ってきます」のはずでしたが、今日は雲に覆われていました。
トイレ休憩で立ち寄った「サンサンパーク白馬」からの眺めですが、それでも「白馬村に来たな」ということが実感できる風景です。
国道148号線を南下、仁科三湖を目指します。「涼しい」と言うほどの気温では無いのですが、長野から来ると快適さを感じます。
仁科三湖は、北から「青木湖」「中綱湖」「木崎湖」と並ぶ湖の総称です。水面に映る北アルプスを見ることが出来ますので、「北アルプスの鏡」とも言われていて、「農具川」と言う1本の川で繋がっています。
白馬村から来ると最初の湖が「青木湖」です。
三湖の中で一番大きな湖で、県内でも、諏訪湖・野尻湖に次いで3番目の大きさと言うことです。静かな湖で、良くキャンプに来た場所です。岸から直ぐに水深が深くなり、水も冷たいので泳ぐにはあまり適した湖ではありません。
青木湖の直ぐ南に「中綱湖」があります。周囲約2.2㎞程の小さな湖です。ここは魚が良く釣れたので、友達と自転車に乗って来ていた場所です。
木崎湖に向かいます。中綱湖からは車で5分程です。三湖の中では、観光的には一番開発された湖です。この地方の豪族「仁科氏」の居城「森城」があった場所ですから、昔から開けていた場所だったのでしょう。海の無い大町市民の「海水浴場(?)」で、私の高校生時代の「デートスポット」(懐かしい言葉!)でもありました。
少しは歩かなければと思い、「暑いから!」と言って嫌がる婆さんを引っ張って湖畔を散策。森城址(仁科神社)にも立ち寄ってきました。
大町市に行くのだから「お墓参りをしよう」とも決めていましたので、大町駅方面に向かいました。
市街に入って直ぐに「若一王子神社」があります。懐かしい場所でしたので寄って来ました。
「若一王子神社」は、仁科氏の鎮守とされ、 本殿は、国の重要文化財に指定されています。 また、神社でありながら境内には三重塔(長野県宝)や観音堂(長野県宝)が残るなど、神と仏を一体とする「神仏習合」の影響を残しています。
7月の例祭は、子供が馬に乗って各所に設けられた的を射る「流鏑馬(やぶさめ)」の行事が行われます。また屋台の巡行も行われ、大北地方でも有数の賑わいを見せます。お小遣いを握りしめ、近所の「悪ガキ」達と楽しんだものでした。
兄の様子を見に実家に立ち寄りましたが不在。そのままお墓参りに行きました。「前回来たのは何時だったか」も思い出せないほど久し振りの墓参りです。少々、反省しました。
13時を過ぎていましたので、「大町公園に行ってお昼にしよう!」と、菩提寺の横にあるコンビニで「おにぎり」を購入しました。気が付けば、このところ「コンビニのおにぎり」が、出かけた時のお昼の定番になっていました。やはり「コロナの影響」なんでしょうか。婆さん曰く「経済的だから!」だそうです。
大町公園は大町市の東側の山腹にあり、市街や北アルプスが一望できる公園です。春の桜も楽しみです。
木陰で、景色を楽しみながらの涼しい昼食でした。
帰りは、中山高原を抜け、小川村の「道の駅」で買い物。猛暑の長野に戻りました。
今日の歩数は、5,263歩。涼しさと「懐かしい故郷の風景」を満喫したドライブでした。