京都：真如堂紫陽花巡り！

今日も晴れて蒸し暑い京都です。明日から雨が降るようですが。

昨夜まで「明日は一緒に散歩に行く」と言っていた婆さんでしたが、今朝になると「暑そうだからやっぱり行かない」と言い出しました。私一人の方が、気ままに歩くことができるので有難いのですが。気が変わりやすいと言うか、我儘と言うか。

真如堂まで行ってきました。紅葉の時や５月の青モミジの時には何回か行っていますが、紫陽花の咲く時期には行ったことがありませんでした。

バスに乗り真如堂前で下車しました。何時もは金戒光明寺の横を通るのですが、今日は白川通りから直接真如堂の境内へ入ることにしました。ただ、このコースには大きな問題（？）があります。境内まで、急な坂道と石段を登っていかなければならないのです。以前、婆さんと来た時には散々文句を言われました。坂の途中からは、大文字山がすぐ前に見えます。

石段を登り切った所から紫陽花園が広がっています。ちょうど本堂の裏側になります。

紫陽花は咲き始めたところでしたので、見頃になれば木々の緑との競演を楽しむことが出来るでしょう。今日も十分その雰囲気を感ずることは出来ました。

ここは青モミジも本当に綺麗です。観光客も少ないので、静かに境内を楽しむことが出来ました。

本堂の横に小さな池があります。それを囲んで皐月がまだ咲いていました。

こちら側にも、小さな規模ですが紫陽花が咲いていました。

真如堂は、正式には鈴聲山真正極楽寺（れいしょうざんしんしょうごくらくじ）と言います。本堂などは江戸時代の再建ですが、創建は９００年代ということです。特に女性を救ってくれる「うなずきの弥陀」を御本尊として祀っています。本堂に上がってお参りをしてきました。台風で被害を受けた三重塔は、まだ修繕工事中でした。

総門から出ることにしました。通称「赤門」です。朱色の門と青モミジがお互いを引き立て合って、一層、鮮やかです。

総門を出て左に進んで金戒光明寺の北門から境内に入りました。

浄土宗の大本山で、法然上人が比叡山の「黒谷」を下り、草庵を結んだのが浄土宗最初の寺院「金戒光明寺」の始まりと言うことです。会津藩の本陣で、新選組発祥の地としても有名です。均整の取れた山門の姿は、いつ見ても「美しい」と感じます。

三重塔に行って見ましたが、残念ながら修復工事中でした。手前の池に紫陽花が咲いていました。

南門から丸太町通に出ることにしました。岡崎神社と岡崎別院の間に出る細い道です。カシワバアジサイが満開でした。

岡崎神社に立ち寄りました。平安京の鎮護のため桓武天皇が四方に建立した社の一つで、「狛犬」ではなく「狛うさぎ」がいる縁結び・夫婦円満等にご利益のある神社です。皐月や夾竹桃が咲いていました。

隣にある東本願寺岡崎別院にも寄りました。親鸞聖人が住んだ草庵のあった所とされています。本堂は「草庵造」という形式なのだそうです。隣に小さな庭園があります。「奇麗に手入れをしてある」いは言えませんが、暑いときには「緑のオアシス」として利用させてもらう場所です。

平安神宮へ向かう時に、丸太町通りから二条通に抜ける小路があったのでそこを歩いて見ました。普段、歩かないところを歩くと思いがけない発見があります。今日は、「満願寺」と言うお寺に寄ることが出来ました。創建等の詳細は分かりませんが、平安時代にも繋がる古刹ではあるようです。本堂の前に大きな枝垂桜がありましたので、春に訪れる楽しみが出来ました。