小雨が降っている京都です。気温は26度程度という予報ですが、蒸し暑さを感じます。
昨日は一日中、家にいたせいか、朝起きた時に「身体がだるい」感じがしました。婆さんに話したら「運動不足!散歩に行って来たら!」と言われてしまいました。
ちょうど寺町に用事がありましたので、傘を持って出かけてきました。室町通の「鯉山」が山建てを始めていました。今年は、巡行の「山一番」のくじを引き当てたので、縁起の良い山として多くの人が粽などを買いに来るようです。
新町通に回ってみました。「北観音山」の山建てが、雨を避けるために張ったシートの下で行われていました。
そのまま下がると「南観音山」が見えてきます。ここでも山建てが始まっていました。
北観音山も南観音山も鉾のような「曳山」です。
そのまま四条通を渡っていくと「大船鉾」になります。ここも鉾建てが始まっていました。後祭りの鉾は「大船鉾」だけです。山も鉾も基本的には組み立て方は同じで、長刀鉾のような巨大な鉾も縄だけで建てていきます。
四条通を寺町に向かいます。新京極の前に「御旅所」があります。17日の「環幸祭」で、八坂神社の神様を乗せて来た三基の神輿が安置されていました。先祭の山鉾巡行で穢れを清めた街を、神様たちが眺めているのでしょう。
24日までは「無言参り」が行われます。祇園に伝わる風習で、祇園からこの御旅所まで毎晩無言でお参りをすれば願いが叶うと言われています。
後祭りの準備が始まった街を散歩出来て、何となく身体も軽くなったような気がしました。
今日の歩数は、5,274歩。
ここからは、17日の巡行が終わった後の様子です。
最後の船鉾の後には、パトカーや工事車両の行列が続きます。鉾と自動車の行列もちょっと面白い風景です。
山鉾の通り過ぎた直後から、信号機を元の位置に戻す作業が始められます。
大丸京都店に飾られている鉾の模型を見てきました。毎年、飾られていますが細部までしっかりと作られているのが分かります。
巡行が終わった山鉾が各町内に戻る「戻り鉾」を見ようと思い、新町通に向かいました。
新町通に入った時、目の前にタクシーが止まり、中から二人の舞妓さんが降りてきました。町屋の二階から、お客さんたちと「戻り鉾」を見るために来たところでした。写真を撮ってきました。
なかなか鉾が来ないので見るのを諦めて家に戻りました。婆さんは出かけて留守でした。しかたがないので、少し休んでからお昼を買いに四条通に行ってきました。後で聞いたら、婆さんは新町通で「戻り鉾」を見ていたんだそうです。「私は見たよ!」と自慢げに話す婆さんが、少々、癪に障りました。
山伏山が解体作業をしていました。巡行が終わると直ぐに解体し倉に納めます。山鉾で集めた穢れを閉じ込めるためだそうです。せっかく作った山鉾がもったいないような気がしますが。あの賑やかな祇園囃子も、穢れを引き寄せるためとも言われています。
菊水鉾が町会所に戻った所でした。今年最後の祇園囃子を、引手の皆さんが名残惜しそうに聞き入っていました。
烏丸の交差点で、西の方を見ると鶏鉾の辻回しが始まっていました。竹を引き詰めた上で鉾を回転させる辻回しは迫力があります。大勢の人が集まっていました。
函谷鉾、長刀鉾も解体中でした。
先祭りの巡行が終わった街の姿を眺めて来ました。
さあ、今度は後祭りです!
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