京都園芸倶楽部の元ブログ管理人の書笈

京都園芸倶楽部のブログとして2022年11月までの8年間、植物にまつわることを綴った記事を納めた書笈。

複線化事業と駅改良工事で例年と違って見えた寒桜

2021-02-15 07:20:06 | 園芸・植物・自然環境
2月最初の祝日は朝からお天気が良かったので、今年ももう咲いているだろうと思い、バスと電車を乗り継いでJR奈良線の桃山駅へ。何がお目当てかというと、こちらです。




桃山駅構内に植えられている寒桜です。駅舎のあるホームの京都駅方面寄りに1本植えられており、駅外側にある駐輪場からも観賞することができます。こちらは外の駐輪場から撮影した寒桜。




ちらほらとしか咲いていないかなと思っていましたが、予想以上に咲き誇っていました。




起点は奈良駅から京都方面に二駅の木津駅ですが、ほとんどの電車が京都駅と奈良駅を結ぶJR奈良線は現在も大半の区間が単線で、2013(平成25)年から第二期複線化事業が進行中です。現在は京都駅からJR藤森駅間と宇治駅から新田駅間の区間だけが複線で、2024(令和6)年までにJR藤森駅から宇治駅間と新田駅と城陽駅間、そして山城多賀駅と玉水駅間で複線化が完了する予定で、複線化事業に併せて桃山駅の改良工事も進められています。

その改良工事によって、じつは少し残念なことがあります。桃山駅は2面2線(以前は2面3線)の駅で、昨春までこの寒桜の横に駅構内の跨線橋があったのですが、それが取り払われ、改札口近くにエレベーターも併設した屋根付きの新しい跨線橋が設けられたのです。


寒桜の横の跨線橋(過去記事より再掲。2019年2月撮影)


この跨線橋の階段越しに木の上のほうの花も近づいて観賞することができたのですが、それができなくなってしまいました。それがちょっと残念なことです。私より先にカメラで撮影にいらっしゃった方達とお話ししているときもこの跨線橋がなくなったことが残念という意見で一致しました。

でも、以前の跨線橋は吹きさらしの歩道橋のようなもので、現在の跨線橋は屋根付きになって駅を利用する方達にとっては使いやすくなりました。それに寒桜も大人の背丈の目線位置でもたくさんの花が咲いており、横の跨線橋がなくなったことで窮屈感もなくすっきりした姿にも見えます。










この寒桜は、毎年この時期の楽しみのひとつです。

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