サザンカ(山茶花)の花が咲き出したという声がちらほらと聞こえ始め、私も何度か咲き始めたサザンカの花を見かけたのですが、その時に限ってカメラを持ち合わせておらず、まだ今年は写真に収められていません。
その代わりという訳ではないのですが、タイワンツバキ(台湾椿)の花が咲き始めているのを見つけました。
本種も名前のとおりツバキ科なのですが、ツバキ(椿)やサザンカ、チャノキ(茶の木)などが分類されるツバキ属(Camellia)ではなくタイワンツバキ属(Gordonia)に分類されています。この属名のゴードニアの名前でも呼ばれ、中国では大東茶(もしくは大頭茶)と呼ばれています。
なお、同じく頭に「台湾」がつき、台湾の固有種にタイワンヒメサザンカ(台湾姫山茶花)がありますが、こちらはツバキ属なのでちょっとややこしいですね。ちなみにタイワンヒメサザンカの中国名は阿里山連蘂茶です。
また、島根県雲南市大東町に大東茶というお茶(茶葉)がありますが、タイワンツバキと関係なく、チャノキの葉を摘んだ日本茶のひとつです。これは松江藩第7代藩主の松平不昧公が大東を巡郷された際に宿陣で出された番茶に感銘し、大東での茶の栽培を命じられたため、京都宇治の上林三入の世話によりチャノキを取り寄せて栽培が始まり、あわせて伝授された製茶法でもって誕生したお茶のことです。
その代わりという訳ではないのですが、タイワンツバキ(台湾椿)の花が咲き始めているのを見つけました。
本種も名前のとおりツバキ科なのですが、ツバキ(椿)やサザンカ、チャノキ(茶の木)などが分類されるツバキ属(Camellia)ではなくタイワンツバキ属(Gordonia)に分類されています。この属名のゴードニアの名前でも呼ばれ、中国では大東茶(もしくは大頭茶)と呼ばれています。
なお、同じく頭に「台湾」がつき、台湾の固有種にタイワンヒメサザンカ(台湾姫山茶花)がありますが、こちらはツバキ属なのでちょっとややこしいですね。ちなみにタイワンヒメサザンカの中国名は阿里山連蘂茶です。
また、島根県雲南市大東町に大東茶というお茶(茶葉)がありますが、タイワンツバキと関係なく、チャノキの葉を摘んだ日本茶のひとつです。これは松江藩第7代藩主の松平不昧公が大東を巡郷された際に宿陣で出された番茶に感銘し、大東での茶の栽培を命じられたため、京都宇治の上林三入の世話によりチャノキを取り寄せて栽培が始まり、あわせて伝授された製茶法でもって誕生したお茶のことです。