もう10日ほど前に撮影したものですが、京都御苑の梅林の一番北側にあたる場所に「思いのまま」という品種が植えられています。じつはこの梅、1本の木に紅白の花を咲き分ける品種です。
紅白咲き分けと書きましたが、実際には多いと「紅色」「淡桃色」「白色」「斑入り」「絞り」の5色に咲き分けます。この写真は「淡桃色」と「絞り」の花で、大体は同じ色がひと纏まりになって咲くことが多いのですが、このように違う色の花が隣同士で咲くこともあります。
この「思いのまま」という品種名の由来ですが、品種改良の際に思うような色の花が出てこず、改良を手掛けた園芸家にとっては「思いのまま」にならず、梅にとっては「思いのまま」に花を咲かせることから命名されたようです。
なお、北野天満宮では招福の縁起物として「思いのまま」という名前で梅の枝の授与が2015(平成27)年から行われていますが、命名の由来からも「思いのままにならないこと」が「思いのままになる」と捉えてみれば、ありがたい縁起物でしょうか。
この梅の枝の縁起物は、境内の梅を剪定したときに出る梅枝(ずばい)に厄除け瓢箪をつけたもので、この「思いのまま」が初めてではなく、これまでにも北野天満宮で梅枝の授与は行われていたそうです。1952(昭和27)年の初天神の際に「萬燈梅」と称して授与されていた記録が残っているとのこと。
その北野天満宮では本日、梅花祭が行われます。境内や公開中の梅苑の梅も花盛りのことでしょう。
紅白咲き分けと書きましたが、実際には多いと「紅色」「淡桃色」「白色」「斑入り」「絞り」の5色に咲き分けます。この写真は「淡桃色」と「絞り」の花で、大体は同じ色がひと纏まりになって咲くことが多いのですが、このように違う色の花が隣同士で咲くこともあります。
この「思いのまま」という品種名の由来ですが、品種改良の際に思うような色の花が出てこず、改良を手掛けた園芸家にとっては「思いのまま」にならず、梅にとっては「思いのまま」に花を咲かせることから命名されたようです。
なお、北野天満宮では招福の縁起物として「思いのまま」という名前で梅の枝の授与が2015(平成27)年から行われていますが、命名の由来からも「思いのままにならないこと」が「思いのままになる」と捉えてみれば、ありがたい縁起物でしょうか。
この梅の枝の縁起物は、境内の梅を剪定したときに出る梅枝(ずばい)に厄除け瓢箪をつけたもので、この「思いのまま」が初めてではなく、これまでにも北野天満宮で梅枝の授与は行われていたそうです。1952(昭和27)年の初天神の際に「萬燈梅」と称して授与されていた記録が残っているとのこと。
その北野天満宮では本日、梅花祭が行われます。境内や公開中の梅苑の梅も花盛りのことでしょう。