百万遍交差点からひとつ西、東大路通より一筋西を通る鞠小路通と今出川通との交差点の街路樹の傍で茂っている、ずっと前から気になっていた雑草の花が咲きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/16/4c4e83f463d7f572ca9a01061333b007.jpg)
数か月前から、まだ寒い時期なのにずっと葉を青々と茂らせているのが気になっていて、葉のかたちからアオイ科の仲間だろうと思って観察していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/e1/1870e5874101d51f5b6ef00f15d0a3bd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/fc/5e0a82046fdbccc9499b8bc6dbeab15f.jpg)
ただ、葉のかたちだけでは名前がわからず、花でも咲いてくれたらわかるだろうかと思い、咲いていた花や葉の特徴から調べてみると、最初に行き着いたのがフユアオイ(冬葵)でした。
フユアオイは東アジア原産のアオイ科の一年草あるいは多年草で、古い時代に中国から日本に渡来したと考えられており、あちこちで帰化しているようですが、万葉集で「葵花」と詠まれているものはフユアオイだと推定されているそうです。種子は冬葵子(とうきし)と呼ばれる生薬ですが、現在流通しているものは近縁種のイチビ(莔麻)の種子が使用されているそうです。ただし本来イチビの種子は莔実(けいじつ)と呼ばれる生薬のようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/c2/a4cf2bfaa3a706885a360779cb417a53.jpg)
ただ、古くから日本に渡来しているとはいえ、植物としてはあまり一般的ではないようで、そのような植物がまちなかで帰化して繁茂するものだろうかとちょっと疑念を抱いていたら、ヨーロッパ原産の近縁種でオカノリ(陸海苔)という種があり、こちらは葉菜として利用され、園芸植物としても流通しているので、おそらくこれは近隣で育てらていて逸出したオカノリではないかなと考えています。
オカノリとフユアオイはよく似ているそうですが、オカノリのほうがフユアオイより葉が縮れ、葉腋(葉柄)にたくさんの花芽をつけるという違いがあるようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/2e/c96b0f002995a5fc506fc3f4526d31ff.jpg)
古い葉は縮れているようなそうでもないようなという気がしますが、若い葉は縮れているといえば縮れているでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/8e/a6ed084329f1319422b71a8f9d558fed.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/11/258d0c0beae3cb578a5b4edb7a1803dc.jpg)
また、葉腋(葉柄)にたくさんの蕾がつくというのも、基準がわからないので何とも言えないですが、フユアオイのほうが1〜2個程度しかつけないというのであれば、これは少なくとも3個以上はつけているようなので多いと言えるのでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/3a/93d61cab5099dddcb3f352e1588824a0.jpg)
もう少し特徴を書き上げてみて、しっかり調べてみたほうがよいかもしれませんね。
ちなみにこのオカノリという和名ですが、先ほど述べましたとおり葉を野菜として食用にしますが、乾燥させて火にあぶると海苔に似た磯の香りがするそうで、陸で採れる海苔というのが由来だそうです。同じような海産物を名前に持つものに、熱帯アメリカから熱帯アジアが原産地で、日本には中国から長寿の薬草として伝来したツルムラサキ科のつる性の多年草のアカザカズラ(藜蔓)という植物がありますが、こちらも葉菜として利用され、別名の雲南百薬の他に、見た目と食感がワカメ(若布)に似ているということからオカワカメ(陸若布)とも呼ばれています。
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数か月前から、まだ寒い時期なのにずっと葉を青々と茂らせているのが気になっていて、葉のかたちからアオイ科の仲間だろうと思って観察していました。
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ただ、葉のかたちだけでは名前がわからず、花でも咲いてくれたらわかるだろうかと思い、咲いていた花や葉の特徴から調べてみると、最初に行き着いたのがフユアオイ(冬葵)でした。
フユアオイは東アジア原産のアオイ科の一年草あるいは多年草で、古い時代に中国から日本に渡来したと考えられており、あちこちで帰化しているようですが、万葉集で「葵花」と詠まれているものはフユアオイだと推定されているそうです。種子は冬葵子(とうきし)と呼ばれる生薬ですが、現在流通しているものは近縁種のイチビ(莔麻)の種子が使用されているそうです。ただし本来イチビの種子は莔実(けいじつ)と呼ばれる生薬のようです。
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ただ、古くから日本に渡来しているとはいえ、植物としてはあまり一般的ではないようで、そのような植物がまちなかで帰化して繁茂するものだろうかとちょっと疑念を抱いていたら、ヨーロッパ原産の近縁種でオカノリ(陸海苔)という種があり、こちらは葉菜として利用され、園芸植物としても流通しているので、おそらくこれは近隣で育てらていて逸出したオカノリではないかなと考えています。
オカノリとフユアオイはよく似ているそうですが、オカノリのほうがフユアオイより葉が縮れ、葉腋(葉柄)にたくさんの花芽をつけるという違いがあるようです。
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古い葉は縮れているようなそうでもないようなという気がしますが、若い葉は縮れているといえば縮れているでしょうか。
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また、葉腋(葉柄)にたくさんの蕾がつくというのも、基準がわからないので何とも言えないですが、フユアオイのほうが1〜2個程度しかつけないというのであれば、これは少なくとも3個以上はつけているようなので多いと言えるのでしょうか。
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もう少し特徴を書き上げてみて、しっかり調べてみたほうがよいかもしれませんね。
ちなみにこのオカノリという和名ですが、先ほど述べましたとおり葉を野菜として食用にしますが、乾燥させて火にあぶると海苔に似た磯の香りがするそうで、陸で採れる海苔というのが由来だそうです。同じような海産物を名前に持つものに、熱帯アメリカから熱帯アジアが原産地で、日本には中国から長寿の薬草として伝来したツルムラサキ科のつる性の多年草のアカザカズラ(藜蔓)という植物がありますが、こちらも葉菜として利用され、別名の雲南百薬の他に、見た目と食感がワカメ(若布)に似ているということからオカワカメ(陸若布)とも呼ばれています。