先週末に、カメラ片手に京都御苑を散策していると、有栖川宮邸跡でネジバナ(捩花)の花が咲いているのを見つけたのですが……何とも風変わりな咲き方というか……
花が咲く前に、もしくは咲いている途中に何らかの力が加わって倒れてしまったのか寝姿のようで、花序の先端だけ起き上がって花を咲かせている花を見つけました。
もちろんネジバナらしい咲き姿で咲いている花のほうが多いのですが……
これだとネジバナならぬネバナ(寝花)かと思い、ふと休日に居間で寝転んで肘枕しながらテレビやスマホばかり見ているお父さんの姿が思い浮かびました。
と思いながら見ていたら、花に止まったのはニクバエ(肉蠅)の仲間かな。ネジバナの送粉者に小さなハエも含まれているそうなので別に珍しいことではないのですが、休日のお父さんの姿が思い浮かんだので、寝転がってばかりで何もせず、ハエにたかられるような嫌がられたり煙たがれる存在になってはいけないよと教えられたような気になりました。