京都園芸倶楽部の元ブログ管理人の書笈

京都園芸倶楽部のブログとして2022年11月までの8年間、植物にまつわることを綴った記事を納めた書笈。

ボタンに続いてシャクヤクも……

2021-05-10 08:01:09 | 園芸・植物・自然環境
京阪電車の終着駅である出町柳駅から鴨川を渡ったところにある出町桝形商店街。その商店街から少し北へ行くと寺務所前の枝垂れ桜で有名な本満寺がありますが、枝垂れ桜の後は境内でボタン(牡丹)とシャクヤク(芍薬)の花も楽しめます。

すでにボタンは咲き終わっていましたが、連休を前にしてシャクヤクの花が咲き始めていました。



ボタンやシャクヤクと言えば、こちらの「立てば芍薬、座れば牡丹」が有名ですね。由来については以前こちらの投稿でお伝えしました。



立てば芍薬、座れば牡丹 - 京都園芸倶楽部のブログ


京都では、牡丹が終わりちょうど芍薬が見頃を迎えています。ところで、牡丹と芍薬と聞いて思い出される言葉といえば「立てば芍薬、座れば牡丹」ではな...


 


詳しくは過去の投稿記事に譲るとして、この「立てば芍薬、座れば牡丹」は美人の形容を譬えるだけでなく生薬の薬効を示したものでもあります。つまり、立ち上がったときに起こる筋肉のこわばり等によってイライラする状態を、シャクヤクの根を乾燥させた生薬である「白芍」や「赤芍」が緩和することを示したものでもあるのです。

4都府県に発出されていた緊急事態宣言も本来なら明日で解除の予定でしたが、案の定と言うべきか今月末まで延長されました。立ち上がらずとも心が強張ってイライラすることだらけで、大方の人が「芍薬」ならぬ「癪に障る」状況かもしれませんが、今しばらくの辛抱です……という言葉をいったい何度言い続けたことでしょうね……

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