叡山電車の鞍馬線では先週末の土曜日から市原駅から二ノ瀬駅間の「もみじのトンネル」のライトアップが始まりましたが、その叡山電車の始発駅となる出町柳駅近くで、濃桃色のモモイロノウゼンカズラ(桃色凌霄花)の花が、まだ咲き続けていました。
ピンクノウゼンカズラとも呼ばれ、真夏にオレンジ色の花を咲かせるノウゼンカズラとよく似ていますが、同じノウゼンカズラ科でもノウゼンカズラ属ではなくポドラネア属に分類されます。花は、ノウゼンカズラの花の最盛期の頃に追いかけるようにして咲き始め、10月頃まで咲き続けます。ただこの花は、今年はちょっと遅くまで咲き続けているようですね。
また、本種はポドラネア・ブリーセイという品種だと思いますが、淡桃色で少し小さめの花を咲かせる品種のポドラネア・リカソリアナのほうがよく見かけるのではないかと思います。
いわゆる「流通名」としての呼び名にもなっている名前は、品種をまたがって使用されることもあり、園芸店ごとで使い方もまちまちといった場合もあるため、混乱することもあるでしょうね。