先月11月には、月内の金曜日、土曜日、日曜日および祝日に開催された「秋の人形展」で賑わいを見せた宝鏡寺ですが、それも終わるとひっそりとしたいつもの境内に戻ったようです。
近世には皇女が入寺する尼門跡寺院で、地名にちなんで「百々御所(どどのごしょ)」とも呼ばれますが、人形寺のほうが有名ですね。
山門をくぐって境内に入ってすぐ右手に祀られた、手に宝鏡を持つ御所人形の姿が彫られた人形塚には「右近の橘」と「左近の桜」が植えられていますが、右近の橘の実が色づいて熟していました。
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今年は、枝についている実の数がちょっと少ないかなという気がします。
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でも、実の一つひとつを見てみると、傷んでいない実が多いような気がします。
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ずっと見ていても見飽きない、きれいな実です。
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でも、ところどころでこのような残骸を見つけました。
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ひとりでに落ちたのでしょうか。落ちたというよりは引き抜いたというような感じがします。犯人は誰なのでしょうか?
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ウンシュウミカン(温州蜜柑)より少し小さい実の大きさからすると、カラスあたりが実をくわえて引っこ抜いたのでしょうか。いろいろと想像が膨らみますが、誰の仕業なのでしょうか?
犯行現場🤣を押さえたわけではありませんが、おそらくカラスの仕業ではないかと睨んでおります。🤔
やっぱり、カラスに1票ですよね。
たしかに犯人は鳥だと思います。
でも、メジロとかの小鳥だと割れて果肉が出ていないと寄ってこないような気もしますし、ヒヨドリあたりの大きさの鳥ならつつくかもしれませんが、穴だらけの実が残っていそうです。🤔
食べ残した残骸はどこにもありませんし、実をもぎって咥えて安全な場所まで持っていく賢い鳥と言えば、やっぱりカラスかなと私も思いました。
皮の一部が引きちぎられて残っている様子、かなりの力持ちではとお察しします。
素早く引きちぎり、安心できる場所でゆっくりとおやつタイムを過ごしたのでしょうか。
いろいろ想像して愉しませていただきました。
そして、初めて橘の実をじっくりと拝見させていただきました。
さすが京都と、見惚れています。
どうもありがとうございました。