高野川にかかる人道橋の蓼倉橋を川端通から下鴨東通に向かって渡っていると、橋を渡りきったところでほんのりと赤色を帯びた木を見つけ、気になって近づいてみると……翼果が赤く色づき始めたアキニレ(秋楡)でした。
この翼果は、翼が種子をまるく囲んで銭のようなかたちに見えることから楡銭(ゆせん)とも呼ばれます。紅葉の前に翼果が色づいた姿も美しいのではないでしょうか。
さて、一般的には単にニレ(楡)というとハルニレ(春楡)のことを指します。ハルニレとはアキニレに対する呼び名とも言えますが、ハルニレが春から初夏にかけて花を咲かせて果実をつけるのに対し、アキニレは夏の終わりから秋にかけて花を咲かせて果実をつけるため区別して呼ばれています。
また、アキニレは材が硬く樹形がケヤキ(欅)に似ていることから、イシゲヤキ(石欅)やカワラゲヤキ(瓦欅)という別名でも呼ばれることがあります。
この翼果は、翼が種子をまるく囲んで銭のようなかたちに見えることから楡銭(ゆせん)とも呼ばれます。紅葉の前に翼果が色づいた姿も美しいのではないでしょうか。
さて、一般的には単にニレ(楡)というとハルニレ(春楡)のことを指します。ハルニレとはアキニレに対する呼び名とも言えますが、ハルニレが春から初夏にかけて花を咲かせて果実をつけるのに対し、アキニレは夏の終わりから秋にかけて花を咲かせて果実をつけるため区別して呼ばれています。
また、アキニレは材が硬く樹形がケヤキ(欅)に似ていることから、イシゲヤキ(石欅)やカワラゲヤキ(瓦欅)という別名でも呼ばれることがあります。