「京都・北山丸太」 北山杉の里だより

京都北山丸太生産協同組合のスタッフブログです

第39回 北山丸太展示大会を終えて

2013年12月19日 | イベント

今日も朝から北山杉の里は雨で霞んで焔(ほむら)が立つ様に稜線に雲が立ち昇って行きます。

17日の熱気を冷やすかの様に静かに時間が流れています。

今年を締めくくる「第39回北山丸太展示大会」の市売りを先日終え、

気付けば今年も二週間…と、改めて実感する瞬間です。

今年は台風18号の影響で北山丸太生産者の使用する林道も大変な被害に遭い、

出品本数にも影響があるのではないかと懸念された今年の北山丸太展示大会。

総本数2628本、その中で14日の審査会で各賞が決定し午前中に表彰式

そして午後1時より売立てが行われました。

いつもは気さくな生産者の方々もこの日だけは緊張した面持ち

自分たちの丹精込めては育んだ北山丸太。

その集大成がこの日報われるそんな瞬間でもあります。

ではその様子を少し時間を戻して記載致します。

まずは14日の審査会で受賞した北山丸太の紹介です。

『京都府知事賞』 北山人造絞

『京都市長賞』 北山人造絞

『近畿中国森林管理局長賞』 北山磨丸太

『全国銘木連合会会長賞』 北山天然出絞面皮柱

『京都市森林組合組合長賞』 北山磨丸太

『京都北山丸太生産(協)理事長賞』 北山磨丸太

その表彰式が11時より組合の大会議室で執り行われ

北山丸太生産協同組合理事長の挨拶、

及び京都府、京都市の来賓の方々祝辞の後

表彰式が執り行われました。

「京都市長賞」には京都市内産の桧で作った賞状が手渡され

 なんともイキな計らいです。

一息ついて午後1時より今年最後の売立て

 生産者の方々にとっては極端に言えば正月を越せるかどうか…

そんな面持ちでいらしたかも知れません。

振り子さんの掛け声のもと、椪番の1番からスタート。

買い手の業者さんも丹念に下見し、気に入った丸太が買えるかどうかも試されます。

そんな厳しい目もまた生産者の方にとっては次回への励みとなります。

緊張した中、そんな場を和らげるのも振り子さんの役割。

笑いも交えて市売りは進行して行きます。

昨年に比べ35%増の売れ行きと、好調のうちに今年の「第39回北山丸太展示大会」も無事終了。

活気と熱気に包まれて安堵の表情も伺えます。

生産者の方々と買い手の方々本当にお疲れ様でした。

年明け1月の市売りは17日

皆さまにとって良い年になりますように…と、願いつつの閉会の挨拶となりました。

  

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
素晴らしい! (盆栽屋)
2013-12-22 22:36:32
私はとある盆栽美術館で弟子入り修行しているものです。

美術館内に北山絞りが5本あり、大変興味深くこちらの記事を拝見させていただきました。

素晴らしいものを見せていただき本当にありがとうございます!
返信する
コメントありがとうございます (北山丸太生産協同組合)
2013-12-24 08:35:20
盆栽屋さん

コメントありがとうございます。

盆栽美術館での修行も大変だと思いますが頑張って下さいね
売立ては来年の五月まであります。
もし京都に来られる機会がありましたらお立ち寄りください。
北山杉の歴史なども知る事が出来また少し費用は掛かりますが体験や作業現場の見学もできます。
楽しんでいただけると思います。
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