知らぬ間に・・・・・

　しょうがない・・・ウィスキーでも飲むか。


　少しだけ考えてみる。

　なんだか、いつも考えているように思われる。


　なぜ・・・である。なぜにたいしてのなぜである。


　遠い昔・・・勉強すればよかった時にも考えていた。なぜ・・・

　最近・・・思うんだなぁ。最近ではないかなぁ・・・

　手繰る・・・困った。４半世紀は経っている。

　私はいい人になりたいのである。

　時間が・・・月時が、刻がなんとかしてくれると思っていた。


　月時が経ち・・・それがなんの解決にもならないことを思い知る。

　そう・・・たとえば酒を飲む。月時が経てばよい酒飲みになれると思っていた。否・・・である。

　短い・・・瞬間・・・飲み始めでもよい。いくつでもよい。愉しい時間にすべく飲む。

　酔う・・・酔った脳で考える・・・もっと・・・


　齢重ねる。よりよく・・・愉しい人生・・・もっと・・・

　酔いは・・・老いに似ている。なにがしかの力を失っている。まわるのである。

　そして・・・気付かない・・・いま・・・であろうか。


　私のよき人は・・・良き人ではない。善き人である。

　それには・・・悪がなければいけない。内包でも外的にでもである。

　そこにある限界である。

　抜け出さなければいけない比較対照としてのそれである。


　忘我であろうか・・・よ～し・・・