
ピロ坊と一緒に・・・多良峠を越えて・・・
帯那山に行って来た。暑い・・・盆地の気温は多分、22~23度っくらい。長袖Tシャツに革ジャンでは汗ばむ程だ。
裏道のような農道を抜けてトットコトットコと山に入って行く。途中の旅館の庭から裏山には今を盛りと桜が咲き誇っている。どうだろうか、標高で600メーターくらいかなぁ、さすがに盆地とは違い快適なんである。そこからいよいよ本番の林道と言うか峠道に入って行く。結構な上り坂。私のモンキーでTWに付いて行くのはかなり大変だ。3速に入れられない。ウァンウァンとエンジンを唸らせながらなんとか上って行く。
と、突然、私のモンキーに異変が生じる。熱ダレのような症状を起こす。パワーがなくなり吹け上がらない。「ちょ、ちょ、ちょっとタンマ」ピロ坊に止まってもらう。オイルの焼ける匂い。うす~くエンジンから白煙が上がっている。「マッジィ~オーヴァーヒートかよ・・・」最悪の事態を考えてしまう。しかし10分程エンジンを止めそこかしこを見ているとそこまで酷くはない。多分、ピストンリングの磨耗による軽いオイル上がりみたいな症状。確かに通常でもブン回して飛び歩いているので・・・ちょっと知っていた。ボチボチとハイカムを組もうかと思っているのでその時にリング類を全て交換して、ガスケットも変えて、オイルクーラーでも付けてしまうか・・・
なんとか、ダマしダマしなら上って行けそうだ。あまりエンジンに負担を掛けないようにゆ~っくりゆ~っくりと上ってみる。フーっと空気の色が、匂いが変わる。革ジャンを通しても外気温の変化がピリピリと伝わって来る。寒いっくらいだ。ビューポイントのような所に単車を止めて煙草に火を点けて、エンジンの状態を確認してみる。うん、これならなんとか行けそうだ。外気温の低さも手伝って15分ほどでかなりクールダウン出来る。

「この先にさ、もうちょいと面白い峠があんだよね、単車大丈夫かな?」とピロ坊が聞いてくる。「行けんじゃない。大丈夫」私も答えてみる。「じゃ~行こっか」とより狭い山の中の道に入って行く。しかし、道はタイトで舗装も悪いのだけれどもそんなに急坂ではない。3速、時には4速にも入る。かなりエンジンへの負担は軽減されている。ピロ坊のTWは快調に、気持ち良さそうに・・・コーナーを抜けて行く。私のモンキーはと言えば、10インチにしたかいもあって前よりはかなり安定している。とは言え、圧倒的に路面が悪い。所々アスファルトは切れている。砂も浮いている。一番恐いのは枯れ枝、たかが直径2~3センチなのだけれどもこいつが恐い。ヒョイと真横に20センチくらいはスライドする。でもね・・・楽しい。気候も丁度いい。
「ここも上れるかな?」またまたピロ坊が聞いてくる。「行けるよ、大丈夫」答えてはみたものの結構な悪路。凸凹道なのだ。ピロ坊はと言えば・・・ビヨヨヨヨ~ンとテールをスライドさせながら上って行く。私はかなり慎重にギャップを避けながら登ってみる。「うへへへへ・・・」かなり楽しい。しか~し前回、もう去年か・・・に山に入った時と一緒。モンキー最大の欠点が露呈される。立ち乗りが出来ないんだ。座った状態で凸凹をギャップを避けるのはかなり疲れる。ピロ坊から遅れる事・・・かなり。それでもなんとか帯那山山頂に辿り着く。ここまで、そうだなぁ・・・トータルで一時間弱。

煙草を止めてしまったピロ坊はお茶を飲んでいる。私はやっぱり煙草に火を点ける。ビューポイントからの写真でも分かる通りに景色は霞んでいる。富士見百景になっているのだけれどもまぁ~ったく見えない。何のために作ったのか解からないコンクリの小屋の屋根に登って他愛もない事を話す。標高は、確か、1440メーターって書いてあった。そこから小屋が2メーター半くらいだから、うん、そのくらい。気持ちがいい。山の風景は、気温はそれらしく春めいているのだが、まだまだ冬。枯れ木の山だ。
「ボチボチ下りるけ?」「そうだなぁ」「でもさ、そこの枯草の丘下っちまうか?」「あははは・・・面白いねぇ」ピャピャピャピャピャーンとケツを振りながら、上って下りる。ただそれだけでものすんごく楽しくなった。
「帰りにともくんとこに寄って行く?」「うんそうだね」「俺のあけみちゃんを見て行くわ」「でね、その前にスーパーに寄ってよ、スッゲェ~面白い物売ってるから」「うん、いいよ、でも何さ?」そんな事言いながら山を反対側に下っていく。これはねぇ、もう快適。ス・ス・スィーっと街まで下りてきてしまう。下るに従ってやはり花がいっぱい増えてきた。綺麗なもんだ。
「ここ、ここ」何の変哲もない、街場のスーパーに入っていく。「あはははは・・・なんだこりゃ~」そこにはおよそ似つかわしくないものが売っていた。

中国製・・・3輪バギー・・・29800円 公道走行不可。だって。49CCの2サイクル、最高速度は60キロって書いてある。「くっかぁ~いいよいいよ、ピロ坊」「買っちゃって、買っちゃって」「ねぇ、車に積めるしさっきの山に持ってけばモンキーより危ないよねぇ」って。
まぁ、豊かになったもんである。なんでも売っている。しっかし不思議なもんだ、なぜにスーパーで中国製の3輪バギーなのだろうか・・・
その後ともくんのとこに寄ってあけみを見てきたのだけれど、残念、まだあまり進んではいない。あ~やっぱり単車は楽しい。モンキーも楽しいのだけれど・・・早く乗りた~くなってしまった。
今日は、天気にも恵まれて楽しい楽しい一日でした。ピロ坊、ま~た行こうゼイ。
帯那山に行って来た。暑い・・・盆地の気温は多分、22~23度っくらい。長袖Tシャツに革ジャンでは汗ばむ程だ。
裏道のような農道を抜けてトットコトットコと山に入って行く。途中の旅館の庭から裏山には今を盛りと桜が咲き誇っている。どうだろうか、標高で600メーターくらいかなぁ、さすがに盆地とは違い快適なんである。そこからいよいよ本番の林道と言うか峠道に入って行く。結構な上り坂。私のモンキーでTWに付いて行くのはかなり大変だ。3速に入れられない。ウァンウァンとエンジンを唸らせながらなんとか上って行く。
と、突然、私のモンキーに異変が生じる。熱ダレのような症状を起こす。パワーがなくなり吹け上がらない。「ちょ、ちょ、ちょっとタンマ」ピロ坊に止まってもらう。オイルの焼ける匂い。うす~くエンジンから白煙が上がっている。「マッジィ~オーヴァーヒートかよ・・・」最悪の事態を考えてしまう。しかし10分程エンジンを止めそこかしこを見ているとそこまで酷くはない。多分、ピストンリングの磨耗による軽いオイル上がりみたいな症状。確かに通常でもブン回して飛び歩いているので・・・ちょっと知っていた。ボチボチとハイカムを組もうかと思っているのでその時にリング類を全て交換して、ガスケットも変えて、オイルクーラーでも付けてしまうか・・・
なんとか、ダマしダマしなら上って行けそうだ。あまりエンジンに負担を掛けないようにゆ~っくりゆ~っくりと上ってみる。フーっと空気の色が、匂いが変わる。革ジャンを通しても外気温の変化がピリピリと伝わって来る。寒いっくらいだ。ビューポイントのような所に単車を止めて煙草に火を点けて、エンジンの状態を確認してみる。うん、これならなんとか行けそうだ。外気温の低さも手伝って15分ほどでかなりクールダウン出来る。

「この先にさ、もうちょいと面白い峠があんだよね、単車大丈夫かな?」とピロ坊が聞いてくる。「行けんじゃない。大丈夫」私も答えてみる。「じゃ~行こっか」とより狭い山の中の道に入って行く。しかし、道はタイトで舗装も悪いのだけれどもそんなに急坂ではない。3速、時には4速にも入る。かなりエンジンへの負担は軽減されている。ピロ坊のTWは快調に、気持ち良さそうに・・・コーナーを抜けて行く。私のモンキーはと言えば、10インチにしたかいもあって前よりはかなり安定している。とは言え、圧倒的に路面が悪い。所々アスファルトは切れている。砂も浮いている。一番恐いのは枯れ枝、たかが直径2~3センチなのだけれどもこいつが恐い。ヒョイと真横に20センチくらいはスライドする。でもね・・・楽しい。気候も丁度いい。
「ここも上れるかな?」またまたピロ坊が聞いてくる。「行けるよ、大丈夫」答えてはみたものの結構な悪路。凸凹道なのだ。ピロ坊はと言えば・・・ビヨヨヨヨ~ンとテールをスライドさせながら上って行く。私はかなり慎重にギャップを避けながら登ってみる。「うへへへへ・・・」かなり楽しい。しか~し前回、もう去年か・・・に山に入った時と一緒。モンキー最大の欠点が露呈される。立ち乗りが出来ないんだ。座った状態で凸凹をギャップを避けるのはかなり疲れる。ピロ坊から遅れる事・・・かなり。それでもなんとか帯那山山頂に辿り着く。ここまで、そうだなぁ・・・トータルで一時間弱。

煙草を止めてしまったピロ坊はお茶を飲んでいる。私はやっぱり煙草に火を点ける。ビューポイントからの写真でも分かる通りに景色は霞んでいる。富士見百景になっているのだけれどもまぁ~ったく見えない。何のために作ったのか解からないコンクリの小屋の屋根に登って他愛もない事を話す。標高は、確か、1440メーターって書いてあった。そこから小屋が2メーター半くらいだから、うん、そのくらい。気持ちがいい。山の風景は、気温はそれらしく春めいているのだが、まだまだ冬。枯れ木の山だ。
「ボチボチ下りるけ?」「そうだなぁ」「でもさ、そこの枯草の丘下っちまうか?」「あははは・・・面白いねぇ」ピャピャピャピャピャーンとケツを振りながら、上って下りる。ただそれだけでものすんごく楽しくなった。
「帰りにともくんとこに寄って行く?」「うんそうだね」「俺のあけみちゃんを見て行くわ」「でね、その前にスーパーに寄ってよ、スッゲェ~面白い物売ってるから」「うん、いいよ、でも何さ?」そんな事言いながら山を反対側に下っていく。これはねぇ、もう快適。ス・ス・スィーっと街まで下りてきてしまう。下るに従ってやはり花がいっぱい増えてきた。綺麗なもんだ。
「ここ、ここ」何の変哲もない、街場のスーパーに入っていく。「あはははは・・・なんだこりゃ~」そこにはおよそ似つかわしくないものが売っていた。

中国製・・・3輪バギー・・・29800円 公道走行不可。だって。49CCの2サイクル、最高速度は60キロって書いてある。「くっかぁ~いいよいいよ、ピロ坊」「買っちゃって、買っちゃって」「ねぇ、車に積めるしさっきの山に持ってけばモンキーより危ないよねぇ」って。
まぁ、豊かになったもんである。なんでも売っている。しっかし不思議なもんだ、なぜにスーパーで中国製の3輪バギーなのだろうか・・・
その後ともくんのとこに寄ってあけみを見てきたのだけれど、残念、まだあまり進んではいない。あ~やっぱり単車は楽しい。モンキーも楽しいのだけれど・・・早く乗りた~くなってしまった。
今日は、天気にも恵まれて楽しい楽しい一日でした。ピロ坊、ま~た行こうゼイ。
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