屋上の狂人・・・達。

　な～んて・・・菊池寛じゃないんだから・・・

　いっやぁ～久々の現場。瓦屋さんのお仕事。疲れるんだけれども楽しいんだよなぁ・・・なんなんでしょう。
　去年の事故以来一度も出来なかった、現場仕事。空が高くなった秋空の下、いい汗かいてきました。右手は相変わらずちょいとやると痺れちまうけど・・・そりゃ～しょうがないわな。私は現場が好きだ、ってよりも職人が好き。自分勝手で言いたい放題。でもね、いい仕事すんだよな。今までにいろんな現場に行っていろんな職人さんに会ってきた。どの人も個性的で一度会ったら忘れられないような・・・う～ん・・・かなり変な人もいたのだけれど・・・
　そんなかでね、一番大変なのは土方。スコップ一本渡されて、「こっからここまで深さ３０cmに掘っといて」って言われた瞬間からそりゃ～もう悪夢のよう。やらなきゃ終わんないしやり始めるとものすご～く大変。その次は・・・う～ん瓦屋さんかなぁ。楽な時もある。でもね、日に何トンてな量の瓦を屋根の上にのっけるだけで・・・気が遠くなる。そのあとはひたすら勾配のついた屋根の上でアキレス腱を伸ばす運動の繰り返し。それが真夏とか真冬であった日にゃ～そりゃ～もうあんた・・・洒落にもなんない。だからね、今の季節はいいの。いろいろ言っても風がね、すーっと渡れば・・・一瞬で汗もひく。
　とは言え今日は・・・ん～トータルで４トンくらい、を屋根に上げた。それに葺き替えだったから同じ位の古い瓦を下ろした。家の立地の都合上レッカーが入ったから・・・実質はね・・・機械がやってくれた分が大半だ・・・でも疲れたぁ。
　これを何事もなかったかのようにやり続けていた職人さんを私は褒めてあげたい。これを狂人と呼ばずして・・・なんと呼ぶ・・・下の小さい画像は、そんな人達とそこから見えた・・・お寺です。