モンキー盗難のその後・・・

　そのくらいの時間の出来事。

　帰宅時間は２：４０くらいだったかな。駐車場に車を止める。不審な軽トラックが私の棟の横に止まっていた。普通に近づく。２０代と思しき男が駐輪場の方から歩いて来る。軽トラックの運転席側のドアは開いていた。荷台にはミリタリーグリーンのシート。木、それと白いドカヘル。おかしいと思った。すると男は助手席に座っていた人影に何か、話しかける。横を通過しながら少し確認。

　ここで、まず、私の第一の失敗。ナンバーをチェックするべきであった。

　自宅の階段前まで来てさらに確認。軽トラックは走り出す。時間にして２～３分。そこに立ったまま・・・動向を探る。軽トラックは立ち去る。私のモンキー、XR猿はそこに居た。別段、変わった様子はない。

　私の第二の失敗。シートを捲って車両を確認すべきであった。

　部屋に入り、ビールとあての支度をしてパソに向かう。どこかで意識は外に、駐輪場に向けていた。時間は２：５３だったように記憶している。いつものようにパソをチェックしながら、やはり意識は外に向けていた。
　３：１０過ぎ・・・異変、物音に気付き外に飛び出す。なかった。あるべき、いるべきはずのXR猿は跡形もなくなっていた。そして警察に通報。３：１７であった。


　ナンバーのチェック。今、思えば、威嚇には充分であろう。必要。
　車両のチェック。私は瞬間的に思っていた。よしんば、車両盗であろうが、今夜はない。しかし、その後の経緯を考えると、この時点でチェーンロックは切断されていた可能性が高い。もしくは、この車両が私の持ち物である事を犯人に見せつける事が出来た。すなわちこれも威嚇となる。

　反省と言うか、自分の認識の甘さを今更ながら痛感する。

　本日は私信宛てにたくさんのメールを送らせて頂いた。そしてたくさんの想いを返して頂いた。私はどこかで・・・希望的観測も含めてなんらかの形で見つかるような予感がしている。それには充分過ぎるほどのみなさんからの返信を頂いたから。

　XR猿がBAJAであった時から、私の手元に来てから丸４年。走行距離は三〇〇〇〇キロに近くなっていた。その間の想い、BAJAからXR猿へと変貌を遂げていくこの数ヶ月間の出来事。一番は親分とのやりとり。その想いは盗まれた今でもまざまざと刻まれている。これは盗んだ奴には分からないし、どうでもよい事。この想いは今からも私と一緒に疾走り続ける。

　今日、一日は盗んだ奴への怒りよりも、気遣って頂いたみなさんへの感謝の方が大きかった。コメントを頂いたMUDさん・・・ほんとにすみません。大切なBAJAがこんな事になってしまって・・・RUMIさん、わざわざお越し頂き、一緒に怒ってくれてありがとうございます。拳暴、私信へもメール頂き感謝してます。ｍａｔｒｏｃｋさん、本当にご心配頂きありがとうございます。菓子処松本さん・・・お久しぶりがこんな形ですみません。

　それに・・・心配してお店に駆けつけてくれたハナワマン、ピロ坊にｋｕｍａｋｏさん、ＳＨＵＵくんにＫＧ、雨ちゃんに山ちゃん達・・・それに○ちゃん。本当にありがとう。

　盗まれた事は自分自身への怒りも含めて消える事はない。忘れない。

　それでも私は疾走り続けるのだよ・・・・

　もう一度・・・いや・・・何度でもお願いする。見かけたら・・・ご一報ください。