総括・・・

　それは新たなる繋がりを生み１つはその終焉をみる。

　佳き、１年だったのだろうか？？？「うん、あっという間に過ぎ去ったから・・・」「４０数分の１、分母が増えた分の速度ではない速度を感じたから・・・」「先がね、見えるようになっちまったぁ。ガキの頃なら放課後だったのに、今じゃ～考えてるのは月末・・・年度末・・・」どうでもいいね。なにしろ・・・息が出来て・・・そうなぁ、生き残れた。

　来年はより厳しい１年になる。業種としてのなにかを終えてしまった中に何かを・・・自分自身で見つけ出さなければならない・・・抽象だな。うん、具体をね・・・出さなければいけない。

　親の代から３０数年。零細のね、本当に極小の飲み屋を見続けて来た。今までにもね、道交法の改定、風営法の改正・・・いろんな危機はあったし大衆の市井の人の生活様式までもが大いなる変化を遂げて来た。しっかしね、今回のそれの闇は、病みはね、どこまでも深い。私にゃ～法律論も文化論も関係がないんだよ。楽しく・・・愉しくね、心の豊かさの中で生きて行きたいだけなんだよ。

　ご大層な論議が、いろんなとこで交わされている。でもね、目をよっく見開いて何が、現実に起こっているのか、考えてみようよ。特に小さな地方都市でね。何代も続いたパン屋は魚屋は・・・酒屋は食堂、飲み屋は廃業の憂き目にあって、見に見えない区別化の中で自分だけは違うんだと・・・その底に押し込められて押し込められている事にも気付かされずに似非の文化を、平和を謳歌している。

　昔の人は巧い事を言う。「長いものには巻かれろ」ってね。ただ、それにはその実体を知らなければいけないし、巻かれようも考えなければいけない。ただね、巻かれてしまったら・・・少しだけの、生きる為だけのエアーしか吸わせてもらえないんだよ。そしてその殺されずに生き長らえてさせられてしまう・・・閉塞感に精神てやつをね、本来持っているべきである人としての尊厳までもがね、雁字搦めされて・・・病んでしまう。

　私ぁ～私が生きていく中での、その視点からしか世の中が見えない阿呆である。だからこそ、見えてしまった事がね、少なからずある。そしてね、負け続けるのかも知れないけれど・・・闘う事を止めない。また行灯に灯を入れ続ける。弱っ作だからウジウジイジイジと挫けそうになる自分を叱咤し捻子を巻いて・・・歩き続ける。

　やっぱりなぁ、具体にはならねぇ～や。闘うべき相手が強大にして朧・・・よ～し疾走を創める。