クワガタムシ・・・

　このあいだクワガタ暦１０数年と言う知人に聞いてみた。現在私の所にはノコギリクワガタ６匹とコクワガタ４匹が住んでいる。
「卵を産むのかな？」「う～ん・・・ノコギリは９０％くらい無理でしょう」「マットは何使っていますか？」・・・・・マット？？？私はホームセンターで売っているくぬぎの木っかすを使っている。彼曰く、ノコギリは卵をマットに産むと言う。「そのマットってさ、どこに売ってんの？」「どんなマットよ」などと質問攻めにしたところ、どうもマットというのは、その木っかすの事を言うらしい。それをピッチリ、ギュウギュウに飼育箱に敷き詰めてその上から余ったマット（木っかす）をパラパラとまくのだと言う。そうするとその堅く敷き詰めた部分に運が良ければ卵を産むと言う。ただ、その卵を発見したら素早く飼育瓶に移さないと親がそれを食ってしまうとも言っていた。

　ううむ・・・なんだかね、いっつも潜っているから穿り返すのは可哀想でしなかった。でもそんな事を聞くと穿り返して日々チェックしなければいけない。結構に面倒だ。ってかやっぱり可哀想な気がする。でもなぁ、もし卵があって食われてしまうのもなんだし・・・運良く卵があればノコギリはその後２年近くを地中で過ごすのだそうだから楽しみも続く。しっかしまったくもって気の長い話しではある。でもね、それよりも彼が言っていた、「いいですか、虫だからって粗雑に扱ってはいけません。最後まで責任持って飼ってあげて下さい」って。その通りだ。乗りかかった船ってか、あれだけ無理言ってたもちゃんに連れて行ってもらって捕ったコクワもいる。そうだね、ちゃんと最後まで飼ってみよう。
　　　　　　　　　

　と言う訳で彼が教えてくれたミックスマット、くぬぎと他の雑木が雑ざったマットも買ってきた。元のマットと混ぜて下の方はギュウギュウに詰めてみた。それから・・・毎日チェックもする事にした。まだ何も起こらないのだけれど・・・なんだかもの凄く楽しい。なんてったってね、ガキの頃にも思ったのだけれども、このメカニカルな動きは時に滑稽で時にはもの凄く荒々しく凶暴に見える。それを見られるだけでも・・・