創業・・・・・

　だったように記憶する。女将・・・おばあさんは８４歳。

　ビールを飲む。大瓶である。なまこ酢をあてにする。「バアサンの漬物でも食うかい？」って糠漬けと大根と生姜の刻んだのも出してくれる・・・ビールは進む。

　トンカツを揚げてもらって塩と辛子で食う。やっぱりビールは進む。２時間ほど飲ませて頂く。「御馳走様」「また、来てね。あたしにゃ、時間があんまり残っていないから・・・」握手を求められて店を後にする。

　「いらっしゃい」いつもの声が聞こえる。６人ほどでいっぱいになる寿司屋さんに寄る。あてを適当に見繕ってもらって・・・またビール。日本酒を飲みたくなる。頼んでしまう。常温。冷やである。キューっと飲んでしまう。やはり日本酒は旨い。酔う。１時間ほど酔わせて頂く。河岸を変える。気分は大変よろしくなっている。

　台湾居酒屋に寄る。ビールを頂く。筍の炒め物がでる。これもまた美味し。他のお客さんが台湾の唄を唄っている。異国情緒を満喫する。やっぱりビールが進む。それから・・・もう一軒・・・記憶が薄れる。そこに居たオネーチャンが私の事を知っている。私は知らない。単車に乗っていることも知っていた。私は知らない。記憶は１０万光年の彼方に消え去っている・・・

　愉しい夜である。無事に帰り着く。○ちゃんに感謝する。汗みどろになって久々の惰眠を貪った。明日からまた疾走る。疾走れる。