Lady Ella

ひとり語り・・・

風かな…

2011-04-22 03:33:32 | 酔言
 完調ではないと言う。キャブの同調、クラッチの滑り・・・乗らせて頂いて申し訳ないのだけれども・・・私にはよくわからない。疾い。


 5500rpmくらいまで回させて頂く。まだまだ・・・先がある。HONDA特有のどこまでも回りそうなエンジン。
 ガソリンの匂い。吸気音と排気音。独特の重いハンドリングに、ある一定以上の切れ角で急に入り込むステアリング。

 はぁぁぁああ・・・いい単車である。やはり風であろうか。

 べつに旧いからだけでいい訳ではない。風景であり風情。そして体感するなにか。

 昨日は靴の修理屋さんに行ってみる。帰り道に気になっていた店。
 50絡みの人のよさそうなおっさんが・・・私もおっさんかぁ・・・が応対してくれる。
 聞いた事。ハトメをカギフックにしてもらえるのか・・・駄目だそうである。ハトメのがカギフックよりも大きいから。納得。
 ならば・・・側面なり背面を切ってしまってファスナーがつくのか・・・つくそうである。

 今、履いているエンジニア。かなりボロ。まだ、1年半くらいなのだが、ほぼ毎日。ましてや雨の日も風の日も・・・である。
 スチールが入っている際の革が割れたってか裂けてる。補修がきくかどうか尋ねたら・・・これがね、面白いんだ。
 修理屋さん。もとの通りにしたいようだ。私は継ぎをあててくれればよいと思っていた。そしたら表に継ぎをあてるなんて発想がないみたい。
 なぜならば美しくないから。私はね、平気。そしたらそれなら出来るって言う。そして人のよさそうなおっさんは「午前中に来てください」って言い出した。
 「社長がいます」「社長はほんとに靴のことならなんでも知ってるからいい案があると思います」って。

 愉しくなってしまう。べつにものすごくものを大事にする人ではない。ただ・・・好きなもの、ちーっと使い古したものには愛着があり、風情がでてくる。

 違うな・・・靴も革ジャンも・・・単車と一緒。改造が好きなだけだ。

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