Lady Ella

ひとり語り・・・

参拝の後・・・

2006-08-17 04:45:34 | 酔言
 国ちゃんも誘う。飲み始める。この蕎麦屋さんは私のブログに度々登場するいつもの蕎麦屋である。競馬だと言っては飲み・・・歓迎会だの送別会だのと言っては利用させて頂く。そして多分・・・非常に貴重であろう、親方の昼休みを奪う。
 前回は・・・「ごめんなさい。ビールがもうありません」って言われた。今回は・・・「冷えたのが終わっちゃいました」って・・・そして飲んで飲んで、美味しい蕎麦を頂いて。次に・・・そしてまた次にと進んで行く。時間つぶしのカラオケボックスで爆睡をくれた私は完全に飲みモード。居酒屋さんに行き、バーに寄る。そしてカラオケスナックに行った時に我儘な私の本性が頭をもたげて来た。

「虫捕りに行きたい」「行きたいって言ったら絶対に行きたい」時刻は2時前。たもちゃんはちょっとだけ怒っていた。う~ん・・・多分。それでもどうしても行きたい私は性質の悪い駄々っ子だ。「分かりました、行きますよ」多分・・・本気で怒っていた。しかし、行くって言葉だけで私にはそんなたもちゃんの表情は見えなくなっていた。あげく車の中では「なんでぇ、たもちゃ~ん、何そんなに気に入らん顔してんの?楽しく行こうよ、楽しく」な~んて言っている。

 途中のコンビニで懐中電灯を買い、勇躍現場に到着する。「あの木が見えますか?」この土手を下りてあの木のとこに行きます」「暗いから気を付けて下さいよ」なんて言ってくれているのに私の耳には既に入らない。調子付きのオサッサーな私になっている。勢い込んで土手を下る。真っ暗闇。でもそんなんは関係ない。ツツ・・・ツツって自分では下りているつもりだったのだが、たもちゃん、ヒサ坊曰くとんでもないスピードで駆け下っていたらしい。本当の事言うと、ちょっと勢いつけたら止まれなくなっていたってのが事実。最初に足が滑って勝手に勢いがついて・・・
「いいやぁ、このまんま一気に駆け下りてしまえ・・・」な~んて思っている間に土手が終わり平坦なとこに下り立ったと思った瞬間に悲劇は大きな口を開けて私を待っていた。地面がないのだ。そう思った次の瞬間には側溝にはまって向う脛を嫌って程にコンクリートに打ち付ける。

 痛い・・・かなり痛い。でもあまりの自分の情けなさに「あはははは・・・ドブに落っこちゃった」なんて笑っていた。そして気持ちは既に目的の木に向かっているのだ。
 それからは場所を変えたりしながら2時間程山の中を彷徨った。たもちゃんは一生懸命にポイントを思い出し、とんでもないところまで案内してくれた。楽しかった。本当に楽しかった。目的であったクワガタムシを何匹か捕まえた。カブトムシも何匹か見て、手に取る事も出来た。大いに酔いが手伝って、全く持って童心に帰る事も出来た。
        

 帰り道明るいとこで見てみたら私の右足、膝から下は血だらけだった。もの凄い酒の臭いと発散し続けた2酸化炭素に寄って来た蚊に全身を20箇所くらい刺されまくっていた。でもね・・・本当に楽しかったんだ。

 無理言ってちょいと怒らせたたもちゃん、ごめんよ。ただねぇ、本当に感謝する。あのタイミングで行きたかったんだ。今年の夏の一番の出来事になった。でもね、次にはちゃんと用意してから行くね。あんまり酔ってない時に。あっそれから足の怪我は大した事無いから心配しないで。

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