卒検も・・・でとりあえず・・・

　無事に終わりました。ごうか～くです・・・

　しかし言うほどの嬉しさも達成感もなく・・・ただ淡々と・・・しかし、まぁ面白いものでもう行かなくてもいい・・・ってなると妙な淋しさも・・・あんまないか。

　検定には３人で乗るのだが、一人の男の子が落っこちてしまった。もう一人のには乗る機会がなかったのでよく分からないのだけれど、その彼は確かに危なかった。マニュアル車で慣れないとよくやってしまう、コーナーでクラッチを切ってしまう、という行為を繰り返す為にスピードが落ち切らないのだ。惰性でまさにグッイ～ンと曲がってしまう。焦りもあるのだろうが、う～ん、ちょっとなぁ・・・であった。
　しかしね、今日検定を担当した教官、ちょっと昔っぽいのだ。「出過ぎだ、スピード」「こんなとこに止まるのか？」「つぎやったらブレーキ踏むぞ」などなどかなりぶっきらぼう。私なんかは「まぁ、こんなもんだろう」ってなるのだけれど、他の教官が優しい口調でしゃべるので余計に目立ってしまうし、彼はかなり動揺していた。
　確かにこの種の試験てのは厳しい物であって欲しいし、現状の彼の運転技術で免許を与えることには恐怖を感じる。彼は今回落っこちてしまったのだけれども、かなり検定自体は甘くなっているようにも思われる。前にも書いた事なのだが、教習のマニュアルってのかなぁ、教え方が各教官によってバラバラになってしまうんだ。それにより検定自体にも個人差が生じてしまうんじゃないかと思わされてしまう。
　不合格を言い渡してからその説明をする教官にはある種の愛情が溢れていた。しかし、もし違う教官だったらと思うと・・・その彼の複雑な表情も理解出来る。「運が悪かったなぁ・・・」って。どうなのだろうか、やはり事件は現場で起きている。どんなに言葉遣いや接客をマニュアル化しようが、人が人にものを教えるってのは難しい。これは教える側も教わる側もなのだけれど、下手に出れば付け上がり、ちょいとでも高圧的なら・・・泣くの怒るの・・・
　う～む・・・やはり根本的な家庭での教育ってなところから始めなきゃならんのかなぁ。どちらも自分が何をしているのかを理解出来ていれば・・・もうちょっと・・・って思ってしまった。

　今日は卒検に受かっただけで免許にはしに行かなかった。もの凄く眠かったのと、いろんな事を考えさせられた後に、あの免許証センターに行きたくなかったんだ。教習所の教官も言っていた。「ここではみなさんはお客様です。が、試験を受けに行ったらそんな扱いはしてくれませんから」って・・・なんなのだろう・・・許認可権・・・正しくないなぁ、何の免許を出すところもそんなに偉いのだろうか？決してサービス業のように接しろとは言わない。けどね、威張るとこでもないんじゃないだろうか・・・