昨日も後輩のソフトボールを観に行く・・・
対戦相手は県のチャンピオン。国体の優勝経験もある強豪チームなんである。私の後輩のチームも決して弱くはないのだが・・・やはり役者が違った。
私の同級生がこのチャンピオンチームで数年前までプレーをしており国体でも優勝した。その後、現在後輩のいる、町の体協の監督になり打倒チャンピオンクラブを目指したのだが、夢果たせず今年から違うチームで現役に復帰する事となった。その後を私の後輩が、コーチとして任されたのでここの所の観戦と相成っている訳である。
と言う訳で私なりのソフトボールに対する考察と言うか、感想を少しだけ。
今回は、バッティングに関して。
その同級生に技術的な事は結構説明を受けた。どのようにしてライズを打ち、チェンジアップまたはドロップのような遅く落ちる球に対応するのか・・・
基本的には速い球、ライズ、ストレート系の球は野球と同じで上から叩く。叩いた瞬間に手首が自然に返り反発が生まれ速く強い打球が遠くに飛んでいく。これは至極当然でありスピードに対して、眼が身体が慣れてゆけば打てるようになる。特に野球経験者であればそんなに難しい事ではないように思う。
では、遅い球にはどうするのだろうか???ジャイアンツの清水のように低い球にも上からバットが出て、当たる瞬間に手首を返す事が出来れば・・・必然的に球は上がっていく。しかし、これは野球、硬球を打つ時には可能であるのだが、ソフトボールであの質量がある球を弾き返すのには、甚だ不都合を生じてしまう。と言うかほとんど不可能である。
ならば、どうするのか。イメージとしてはWBCの時にロッテの里崎がレフトオーヴァーを打った時のイメージなんである。バットは必ず上から出てゆく。しかし、ドロップで、チェンジアップであった場合には右バッターなら自分の左側に左バッターなら右側に壁を作り、軸足に重心を残したままスイングの軌道上で手首を、カクっと、折る。バットを球の下に滑り込ませる為にはこれしかない。そして当たる直前に・・・と言うか当たった瞬間に手首が返れば、遅い球でも強く速い打球を遠くに飛ばせる事が出来るようになる。
私の拙い文章表現なので解かって頂けるのかどうかはとっても疑問なのだけれどもそんな事である。書いて、言ってしまえば、ちょいと野球をやった事がある人ならばイメージ出来るのではないでしょうか???
しかしねぇ・・・今回観ていて思ったのは・・・これは理論上可能であっても現実問題、不可能。あの落合博光でも「145キロまでなら球を、球筋を見ながらバットを出せる」「でもね、それを超えたら・・・大体この辺、で振り出す」って言っていた。
今回のチャンピオンクラブのピッチャーの最速は110キロくらい。そして身長が185センチくらいある。このピッチャーが思いっきり踏み出して投球をすると、バッテリー間は12メーター弱。この距離を110キロのストレート、ライズが来たら体感は150キロ近いのではないでしょうか???そこに90キロを切るような遅い球が来たら・・・ごめんなさい。になってしまう。
でもね、今回、チャンピオンチームのバッティングを見ていて気が付いた。当たり前のことなのだが追い込まれるまではみんなヤマを張っているのだ。多分、事前に今日の対戦相手のピッチャーがどんな持ち球を持っているのかミーティングが開かれる。そして各バッターがその時の状況で狙い球を絞り、追い込まれるまではそれを待っている。そして追い込まれたら、やはり速い球にタイミングを合わせて待つのだけれども、遅い球が来ても決して身体が突っ込まない事を心掛けている。見た目としてはどんなホームランバッターも、スラップショットのようにステップして逆方向を狙っている。そうする事によってどんな球にでも対応出来るようになってんじゃ~ないかなぁ・・・
それでもこの位のレベルの対戦になると試合は膠着してしまう。オリンピックの女子ソフトボールのようにまったく点が入らずに動かない。だから見ているこっちはつまらなくなってしまう。しかしね、やはりこれを徹底出来ているチームは強かった。勿論個々の日々の練習の賜物なのだろうけれども、結果として打てる、んだよなぁ・・・
ここのところ2回程しか観ていないのに偉そうな事言って申し訳ないのだけれども、まぁ、観ているだけの、あくまでも私の感想である。
また、来月には違う大会が始まると言う。その時までにもう少し勉強してま~た書かせて頂きます。今回はバッティングだけだったのだけれど、ピッチング、守備に関してもだな。何しろ真剣に観れば観るほど面白くて・・・深い。野球とは全く別物であるってのが、今回はよ~く解かりました。
ちなみに表題写真とあとの2枚は・・・違う私の同級生。彼はいまだ、現役でチャンピオンチームにいる。
対戦相手は県のチャンピオン。国体の優勝経験もある強豪チームなんである。私の後輩のチームも決して弱くはないのだが・・・やはり役者が違った。
私の同級生がこのチャンピオンチームで数年前までプレーをしており国体でも優勝した。その後、現在後輩のいる、町の体協の監督になり打倒チャンピオンクラブを目指したのだが、夢果たせず今年から違うチームで現役に復帰する事となった。その後を私の後輩が、コーチとして任されたのでここの所の観戦と相成っている訳である。
と言う訳で私なりのソフトボールに対する考察と言うか、感想を少しだけ。
今回は、バッティングに関して。
その同級生に技術的な事は結構説明を受けた。どのようにしてライズを打ち、チェンジアップまたはドロップのような遅く落ちる球に対応するのか・・・
基本的には速い球、ライズ、ストレート系の球は野球と同じで上から叩く。叩いた瞬間に手首が自然に返り反発が生まれ速く強い打球が遠くに飛んでいく。これは至極当然でありスピードに対して、眼が身体が慣れてゆけば打てるようになる。特に野球経験者であればそんなに難しい事ではないように思う。
では、遅い球にはどうするのだろうか???ジャイアンツの清水のように低い球にも上からバットが出て、当たる瞬間に手首を返す事が出来れば・・・必然的に球は上がっていく。しかし、これは野球、硬球を打つ時には可能であるのだが、ソフトボールであの質量がある球を弾き返すのには、甚だ不都合を生じてしまう。と言うかほとんど不可能である。
ならば、どうするのか。イメージとしてはWBCの時にロッテの里崎がレフトオーヴァーを打った時のイメージなんである。バットは必ず上から出てゆく。しかし、ドロップで、チェンジアップであった場合には右バッターなら自分の左側に左バッターなら右側に壁を作り、軸足に重心を残したままスイングの軌道上で手首を、カクっと、折る。バットを球の下に滑り込ませる為にはこれしかない。そして当たる直前に・・・と言うか当たった瞬間に手首が返れば、遅い球でも強く速い打球を遠くに飛ばせる事が出来るようになる。
私の拙い文章表現なので解かって頂けるのかどうかはとっても疑問なのだけれどもそんな事である。書いて、言ってしまえば、ちょいと野球をやった事がある人ならばイメージ出来るのではないでしょうか???
しかしねぇ・・・今回観ていて思ったのは・・・これは理論上可能であっても現実問題、不可能。あの落合博光でも「145キロまでなら球を、球筋を見ながらバットを出せる」「でもね、それを超えたら・・・大体この辺、で振り出す」って言っていた。
今回のチャンピオンクラブのピッチャーの最速は110キロくらい。そして身長が185センチくらいある。このピッチャーが思いっきり踏み出して投球をすると、バッテリー間は12メーター弱。この距離を110キロのストレート、ライズが来たら体感は150キロ近いのではないでしょうか???そこに90キロを切るような遅い球が来たら・・・ごめんなさい。になってしまう。
でもね、今回、チャンピオンチームのバッティングを見ていて気が付いた。当たり前のことなのだが追い込まれるまではみんなヤマを張っているのだ。多分、事前に今日の対戦相手のピッチャーがどんな持ち球を持っているのかミーティングが開かれる。そして各バッターがその時の状況で狙い球を絞り、追い込まれるまではそれを待っている。そして追い込まれたら、やはり速い球にタイミングを合わせて待つのだけれども、遅い球が来ても決して身体が突っ込まない事を心掛けている。見た目としてはどんなホームランバッターも、スラップショットのようにステップして逆方向を狙っている。そうする事によってどんな球にでも対応出来るようになってんじゃ~ないかなぁ・・・
それでもこの位のレベルの対戦になると試合は膠着してしまう。オリンピックの女子ソフトボールのようにまったく点が入らずに動かない。だから見ているこっちはつまらなくなってしまう。しかしね、やはりこれを徹底出来ているチームは強かった。勿論個々の日々の練習の賜物なのだろうけれども、結果として打てる、んだよなぁ・・・
ここのところ2回程しか観ていないのに偉そうな事言って申し訳ないのだけれども、まぁ、観ているだけの、あくまでも私の感想である。
また、来月には違う大会が始まると言う。その時までにもう少し勉強してま~た書かせて頂きます。今回はバッティングだけだったのだけれど、ピッチング、守備に関してもだな。何しろ真剣に観れば観るほど面白くて・・・深い。野球とは全く別物であるってのが、今回はよ~く解かりました。
ちなみに表題写真とあとの2枚は・・・違う私の同級生。彼はいまだ、現役でチャンピオンチームにいる。
高レベルの試合を見れるというのは、とても羨ましいです。
たくさんレベルの高い試合を見たい…常に勉強になりますから。
タイミングを外す系のボールの打ち方…イメージが浮かび理解できる文章ですよ。ただ、実際は振り出したバットをボールが来るまでコントロールできないんですよ。(私が未熟なのですが
でも追い込まれてからのスラップショットで対応の幅を広げるという発想は正直新鮮です。ありがとうございます。今度、是非スラップの練習を積んで試させていただきたいと思います。
バッティング以外の考察もぜひ読みたいです。よろしくお願いします。
う~む、もう少し詳しく書ければよかったのだけれども・・・すみません。
確かに、スラップ気味に逆方向で幅を広げていたように思われます。それプラスカット打ちの技術を上げてカウントカウントにより狙い球をピッチャーに投げさせるんだと思う。決め球はやはり自分の一番得意な球になりやすいですからね。
それからスラップが大事なのは身体の突っ込みを極限まで押さえ込めるからではないでしょうか。どんなに上手いバッターでも崩された時には打てませんから・・・もし崩されたらカウントによっては空振りで逃げる。もしくはやはりカットしてましたね。
スラップで対応しながら決め球を投げさせる。。
理解です(笑
問題ありました。私、カットがすごく下手なんです…
練習しまーす
そうなんですよね、結局は自分の一番得意なところへバッターもピッチャーも持っていきたがる。その駆け引きをする上でのテクニックがなんなのか、ですね。
それから・・・もう10年以上も前ですけれども環太平洋大会ってのに行った友人が言っておりました。カナダ、アメリカ、オーストラリアなどのソフトボール選手は完全にヤマを張っている。それが外れたら3球見逃してバットも振らずにベンチに帰る。ただ狙い球が来たら・・・間違えなくフェンスオーヴァーだ・・・って。そこからはかなり進化していると思いますが、どこか、ソフトボールの基本のような気がして忘れられません。