完全復活・・・

　かなり気分が良くなって来た。さてと来週から基地化計画最終章にはいる。ここ何ヶ月、いろんな事を考えてみた。そうね、飲み屋の将来。大袈裟に聞こえるかも知れないが・・・実際はかなりヘコんだ。選択肢としてはね、３パターンくらい。まぁ、書くのもおぞましいのでそこんところはご想像にお任せする。

　や～っとやる気になって・・・と言うか自分の考えがまとまったのだ。遊ぶ。仕事だからいい加減ではなくね、遊び心をね、持つの。最初にお店を始めた頃に思った事。自分の行きたい店を創る。って事ね。世の中がいかように不都合になろうと自分の行きたい店が出来れば・・・うん、私ぁ～満足する。

　身体が持てば・・・私の理想は２４時間営業のドライブ・イン。朝、昼、夕方、夜といろんな職種のいろんな人が来られる店。同じ店なのにその時刻と共に表情を変える店。贅沢ではなく豊かな気持ちになれる店。
　抽象的ってか、多分分からないとは思うのだけれど・・・例えるのなら２５～６年前に初めて行ったアメリカで感じた大らかな豊かさ。リーマンの親父が帰ってくる。冷蔵庫を開けてバドを出す。居間の端っこでは子供が２人テレビのカートゥーンを見てる。奥さんは夕食の支度をし始める。それを親父は横目で見ながら間接照明に照らされた薄暗い部屋の隅に置いてあるレコードプレイヤーにネクタイを緩めながら歩み寄る。無造作に、指紋が付くであろう事なんかはまったく無視してお気に入りのロックンロールのレコードを取り出しターンテーブルに乗せる。軽く身体でリズムを取りながらバドを飲み干す。週末には庭でＢＢＱをして近所のお友達を呼んでやっぱり冷蔵庫から６パックのバドを持って来る。ビデオでスーパーマンを拍手をしながら観始める。そして横顔で笑う。

　これをやる。誰でも来られるその人だけの居間を・・・作る。来てくれた人みんなが別個にその空間を愉しむ。私は可能だと思う。