Lady Ella

ひとり語り・・・

ウィスキーマガジン・ライブ・・・その5

2007-02-26 19:13:07 | Liquor
 展示試飲会場に戻った私達は・・・と、言いながらも自分勝手な私は皆を置き去りにしてまたまたもう1度端から飲み始める。普段は滅多に口にしない・・・実際は在庫としてうちにないのだけれども・・・トアモア、グレン・ギリー、ブレア・アソール、バンク、ベンリアックってなものを、まさしくこれは欲ですな、で飲み続ける。こうなってしまうと私はただの酔っ払いである。何を飲んでも感謝しかなく口を突いて出る言葉は・・・「うん、そうかぁ、これはこれで美味い」だの「新発見だ・・・うんまい」だのとほ~んといい加減に良い加減になってしまっていた。

「さぁ、最後のセミナーです」「行きましょうか?」とShuuくんに声を掛けられる。タモちゃんがグロッギー状態なので代わりに私と一緒に最後のセミナーであるロイヤルロッホナガー&シングルトン・グレンオードに向かう。部屋に入ると既にそこは満席状態。隣り合わせの席が無く私とShuuくんは離れ離れになってしまう。私は既に・・・と言うか当たり前に限界を感じていたので最後列にそっと座る。飛びそうになる意識をなんとか繋ぎ合わせながらチャールズ・マクレーン・・・シングルトン・グレン・オードのブランドアンバサダーにしてスコットランドのウィスキーライターの第一人者のお話しを聞く。この方は朴訥として穏やかな好々爺って感じで話しも面白いと言うよりも実がある。

 試飲出来たのはロイヤルロッホナガー12年にオークスタイルの違うモルト2種類。それにシングルトン・グレンオードの12年に18年であった。ロッホナガーのセレクテッドリザーブが出て来ないかな、と言う私の小さな期待は裏切られる形になったのだが、内容的には非常に満足のいくものであった。
 シングルトン・・・別名オスロイスク。ここには昔パティキュラーと言う逸品があって私の好きなモルトの1つではある。今回試飲させて頂いた12年と18年はそれよりもザラザラとした質感。しかし決して嫌味ではなく樽の影響がよりよい方向に感じられスパイシーで爽やか。それでいて18年になればドッシリとして、満足感の得られる一杯になるのではないだろうか。
 しっかしね、既にボトルにしたら1本以上飲んでしまった私の感想はやはり・・・「うんまいなぁ。そう、茶色いお酒はうんまいのよ。」ってな事になってしまう。最後の質問コーナーで何が聞きたいのだか分からない質問はご愛嬌にしても大変良いセミナーであった。私の横に居たうら若き女性なんぞは自分で持ち込んだ小さな小さな瓶に、飲めなかった残りのウィスキーを詰めて自分なりの感想を添えた説明書きと共に大事そうに専用ケース入れて持ち帰っていた。こんなのを見せられると「ああ~ちゃんとしよ」って思うのだが・・・10分くらいは寝てしまっていたなぁ。

 これで全てのセミナーが終了しいよいよ本番である反省会に向かうのだが、その前に1つだけ。この最後のセミナーの通訳の方なのだが、非常に英語がお上手なのだと思われる。しっかし英語をね、そのまま日本語発音に置き換えて言ってしまうのはどんなものだろうか???ファーメンティションなんてのはそのまま使うよりも発酵と言った方がより分かりやすいセミナーになったのではないだろうか・・・
           
 さてさて、お外はこ~んなトワイライトタイム・・・いざ、新橋。なのである。

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