昼下がりの・・・蕎麦屋・・・

　またまた蕎麦屋にいってきた・・・今回も行った事がないところ。

　３時過ぎ・・・まだ暖簾の下がっている蕎麦屋に潜り込む・・・
「いいですかぁ～」・・・・・「はいはい、どうぞ」
「一本だけビール飲む？」「うんいいよ」てな訳でビールを頼む・・・「あっそれからトリモツも」

　突然、親父・・・店主なのだが・・・が歌いだす。なんだか分からない歌。テーブルに座っていた、多分常連であろう妙齢の女性が、「お父さん・・いいから、ビールとトリモツ」って。
　すでに楽しくなってしまった私と連れは「もう一本ビール飲もうか」となる。「親父さんの唄聞かせてもらったからビールいいかな」って言うと「んじゃ～もう一曲」ってかなりの悪ノリ親父。「いや～飲み続けなきゃなんなくなりそうだからいいです」って丁重に断る。「今の唄ってなんですか？」って連れが聞くと「オペラ」と一言・・・・・

　完全に一本とられた私達はかなりいい気分になり楽しい時間を過ごす。外は雨・・・それを小さな窓越しに眺めながら・・・
　蕎麦はいたって普通。私は天もりを頂いたのだが甘く辛めの汁に小エビのかき揚げ。こりゃ～間違えなく抜きで頂く酒のあてでございました。こんどはゆるりと日本酒ですな。あっそうそうあてで貰ったトリモツはべたつかずあっさりと、これもいい酒のあてでありましたな。

　やっぱり・・・昼過ぎの蕎麦屋はいいもんだ・・・帰りがけにスっと私の草履を揃えてくれた女の方にも感謝感謝のいい雨の日で御座いました・・・