Asahi The Master ALL MALT

　でもアサヒさんである。私の先入観なのであろうか。明日、多分・・・もう一度飲む。MALTを謳い文句にしたビールでは、やはり現在サントリーにはどこも勝てない。キリンの一番搾り麦芽１００％がいい勝負をしているくらいなのではなかろうか・・・アサヒさんはドライ以外のテイストを兄弟？？？であったSAPPOROさんに教わるべきであろう。

「てめぇ！！！この野郎」店から出ると男の人が騒いでいる。パトカーが１台。お巡りさんが下りてきて一生懸命・・・この場合は一生でよいのではないか・・・なだめてスカしている。ほどなく・・・もう１台がけたたましくサイレンを鳴らしながら到着。男・・・余計に興奮する。「なんぼのもんじゃ～コリャ～」ってな感じ。
　ゴミ捨ての日なので片づけをして放りに行く。戻ってから外を見る。「うううう・・・うぉりゃ～俺がなにしたっちゅうねん・・・」絶叫している。シャッターをガラガラと閉めてみる。

　野次馬である。朝方の４時近く・・・独りだけだったけれども。裏戸から表に回って突っ立ってみる。煙草に火を点ける。パトカーはなんと４台になっている。「逮捕だ、逮捕」「ふざけんじゃーねぇ、乗れ、コノヤロー」ふむ・・・どっちの人だろ・・・

　お巡りさんが寄って来る。「大丈夫ですかぁ？」「店を閉めたのですが、帰っても大丈夫ですかねぇ？」聞いてみる。「いやぁ・・・お騒がせして申し訳ない。斯く斯く云々で・・・」「ご苦労様です・・・最近物騒ですからねぇ、よろしくお願いします」私はその場を失礼してきた。

　アサヒ・ザ・マスター・・・苦味は足りて・・・軽い。朝日を浴びずに私は帰途につく。