前項に続き私の勝手な打撃論・・・かな。
さて、頭の中にビジョンを作る。これは確かにちびっ太さんが言うようにかなり難しいし不確かな要素が多分にある。だからこそね、あくまでもイメージするって事なのだろう。マッチもそんな風に言っていた。ただ、イメージがあるないでは、やっぱり大きな違いになってゆくのだろう・・・
「でね、これを実践するとさ、どうなると思う?」ほんとマッチは楽しそうなのである。「う~ん、そやねぇ、メジャーのクラウチングみたくなんじゃ~ない」「おう、おう、おう、そうなんだよ、クロマティーね」「あれがね、結構に理にかなっているんだよ」
その理由はこう言う訳だ。どうだろう・・・私もあの構えに誤魔化されていたと言うか訳が分かっていなかった。あのまま振り出しているように思っていたから・・・でもね、そんなことはある訳もなく絶対にトップに持って行った時に伸び上がっている。そこから最短でインパクトに持っていっている。最初の構えはあくまでも球を見極める為の用意、人それぞれの待ち方、見方なのだからどう待ってもよいのだ。
「うふふふふ・・・そうなんだ、でね、やっぱりそこからトップに持っていって、うん、大体は下半身から始動して弓を引くように上半身を後ろに、もしくは上に引き絞る。そこでパワーをためてね、うん、でもこの間に球を見極めている。そして最短で球が来るところにバットを出してあげればいいんだよ」「考えてもごらんよ、140キロが150キロでも振りに行かずに目の前を通過する球にバットを当てるだけってのは難しくはないでしょう?」
それはそうだ・・・ビュっと来ようがシュルルって来ようが、バットを使って叩き落とすくらいの事は思いのほか難しくはない。
「さて、なんでこんな事を言い続けたかと言うとね、やっぱり見えない球は打てないし、ボール球は打ってもいい打球にはならないからなんだよ」「今みたいな心構えでバッターボックスに入る事が出来れば・・・自分の狙い球以外のボールはカットしたり見送ったりって事がすごく容易になるんだ」
つまりマッチの言いたかったのはこう言う事なのだろう。球を捉えるに当たってやはり大事な事は球の見極め。それをする為にはやっぱり自分が作り上げてきたフォームを、特にソフトボール用には作り変えなければいけない。その第一段階としてここまでの心の用意が必要になる。決して構えを小さくしてコンパクトにしろと言う訳ではないのだ。ただ、このように考えた時に何が自分に合っているのかを、今まで作り上げてきたものを捨て去ってまでする事が果たして良い方向に向くのかに不安を覚えてしまうのは無理からぬ事なのだろう。
「だってな、野球でもそうだけれども大きな、ゆったりとしたスイングでホームランを量産するような人って少ないだろう」「みんなね、構えにタイミングの取り方に惑わされてしまうんだよ」と言いながらマッチは実例を上げ始めた。例えば落合、中村紀、清原なんかだ。懐を大きく取ってゆ~ったりと構える。しかし、あれはあくまでも自分の一番いい形のトップに持っていくための儀式。タイミングの合わせ方。やはりトップに行ってからインパクトの瞬間までのバットの出方なんてぇ~のは3人ともあまり違わないのだ。ただ捉え方、バットの軌道なんかには個々の少なからずの違いがある為にフォローの形が変わってゆく。そしてまったく違うスイングに見えているのだ。そう考えてみると・・・メジャーに挑戦した紀がほとんどと言っていいほどにいい結果が出せなかったのは・・・どうだろう野球からソフトに転向した人にあてはまるのではないだろうか???メジャーでは勿論、縦の変化もあるのだけれどゆるく沈みながら左右に変化していく球が多い。それに彼のスイングでは、タイミングの取り方では対応が出来ずに結果が出なかった。そこで、器用なタイプではなかった彼は自分のスタイルを変える事が出来ずに順応できなかったのではないか???
さてと、そうなってくるとソフト用の打ち方ってのがあるのだろうか、私はマッチに聞いてみた。「じゃ~さぁ、石井浩郎ちゃんみたいに手首を固めてさ、低く構えて、さっきまでの話しのビジョンを頭の中に描いて、スパっとさ居合抜きみたいに打てばいいんじゃないの」と・・・「うん、それもね、間違ってはいないんだよ、けれどもね、あそこまで下半身を動かさずに、ちょっとした摺り足でタイミングを取るってのも難しいんだよね」「だからそこのところは各個人が自分で見つけ出していくしかないんだよねぇ」と言う。
「だからね、最初は球をよく見る、見えるようにする、そしてそこに最短でトップの位置からバットを振り下ろす。ただね、野球でやるように上の面だけを見て潰しに掛かっちゃ駄目なのよ、どちらかと言うとね、トップから下がったとしてもフラットに面対面でバットをボールに当てるようにする。その対応の中でね、手首を瞬間的に立てたり折ったりする事が必要になっていくんだよ」
う~む・・・やっぱり難しい。ただ、最初にソフトを観戦しに行って、上手いチームの巧い打者を見た時に思った事は解ってきた。やはり要は、ソフトに関しては、もしかしたら野球もそうなのだろうけれども、崩されない為になにをするかなのだろう。崩されると言うことは往々にして打者は投手の速い球にタイミングを合わせて待っている。待つべきである事に起因しているように思われる。ヤマを張りそれが四六時中当たりまくれば関係ない事なのだろうけれども、それはあまり期待できることではないのだから。
まず、ボックスに入る、自分の一番、球の見易い姿勢に、構えに入る。ピッチャーのモーションに合わせ、下半身で、時には身体の一部分の動きを使って、そこでリードしながらトップに持っていく。この時にここで決まったトップの位置はよしんばタイミングを外されたとしても絶対に動かさない。そして最短でそこから球に向かってバットを振り出す。野球との大きな違いはやはり、マウンドから自分までの距離。遅い球であったとしても前に突っ込まされてしまえば野球の数倍、自分で相手の、ピッチャーの球を速くしてしまう事になる。要はよりタイミングをずらされた形になってしまう。だからこそ絶対にこのトップの位置は動かさない方がいい。よしんば突っ込んでしまったとしても。そうすれば時にカットして、時にはその狭いフィールドゆえに転がしたり、打ち損ねたとしても内野の上を、脇を抜けて行く打球にする事も出来る。そしてその時に気を付ける事は緩急や高低の差で勝負する事が多いソフトボールだからこそ、野球をしている時よりもバットの面でボールの面を捉えに行くって事を心掛けるべきなのだろう。
長々と書いてきたのだけれども最初に思った事をもう一度再確認したのにすぎないなぁ。ただ、この会話をしながらマッチと二人で、な~んとなくだけれどもその練習方法ってかイメージを掴む方策を発見した。チャンピオンチームにいる選手がなんか変なタイミングの取り方をしていた。聞いてみると彼は野球の経験はないのだけれどもテニスの国体代表だったのだそうだ。そこで、私のほんの少しだけのテニスの経験から導き出したイメージ。テニスは球を追いかける時に摺り足と言うよりも両足で飛ぶような足の運び方をする。そして向かって来る球に対してラケットを持っていない手で掴みに行くような動作をする。その自分の手に向かってラケットの面を水平に振り出していく。この片手の動きを省いて自分の頭の中でこの手がピッチャーの放った球に出せたのならば・・・より、理想的な球の捉え方が出来るのではないだろうか・・・そしてそうなればね、自ずと自分でタイミングを計る、フォームが待ち方ができるようになるのではないだろうか・・・
この辺までしか現状は解りません。とりあえずこの稿はこれにて終了致しますが・・・バッティングセンターに行ってど素人の私がこれを実践してみます。興味があったら・・・乞う、ご期待です。また次にはま~たマッチとお話しして守備、フォーメーション、作戦面なんかの考察もしてみたいな、と思います。
さて、頭の中にビジョンを作る。これは確かにちびっ太さんが言うようにかなり難しいし不確かな要素が多分にある。だからこそね、あくまでもイメージするって事なのだろう。マッチもそんな風に言っていた。ただ、イメージがあるないでは、やっぱり大きな違いになってゆくのだろう・・・
「でね、これを実践するとさ、どうなると思う?」ほんとマッチは楽しそうなのである。「う~ん、そやねぇ、メジャーのクラウチングみたくなんじゃ~ない」「おう、おう、おう、そうなんだよ、クロマティーね」「あれがね、結構に理にかなっているんだよ」
その理由はこう言う訳だ。どうだろう・・・私もあの構えに誤魔化されていたと言うか訳が分かっていなかった。あのまま振り出しているように思っていたから・・・でもね、そんなことはある訳もなく絶対にトップに持って行った時に伸び上がっている。そこから最短でインパクトに持っていっている。最初の構えはあくまでも球を見極める為の用意、人それぞれの待ち方、見方なのだからどう待ってもよいのだ。
「うふふふふ・・・そうなんだ、でね、やっぱりそこからトップに持っていって、うん、大体は下半身から始動して弓を引くように上半身を後ろに、もしくは上に引き絞る。そこでパワーをためてね、うん、でもこの間に球を見極めている。そして最短で球が来るところにバットを出してあげればいいんだよ」「考えてもごらんよ、140キロが150キロでも振りに行かずに目の前を通過する球にバットを当てるだけってのは難しくはないでしょう?」
それはそうだ・・・ビュっと来ようがシュルルって来ようが、バットを使って叩き落とすくらいの事は思いのほか難しくはない。
「さて、なんでこんな事を言い続けたかと言うとね、やっぱり見えない球は打てないし、ボール球は打ってもいい打球にはならないからなんだよ」「今みたいな心構えでバッターボックスに入る事が出来れば・・・自分の狙い球以外のボールはカットしたり見送ったりって事がすごく容易になるんだ」
つまりマッチの言いたかったのはこう言う事なのだろう。球を捉えるに当たってやはり大事な事は球の見極め。それをする為にはやっぱり自分が作り上げてきたフォームを、特にソフトボール用には作り変えなければいけない。その第一段階としてここまでの心の用意が必要になる。決して構えを小さくしてコンパクトにしろと言う訳ではないのだ。ただ、このように考えた時に何が自分に合っているのかを、今まで作り上げてきたものを捨て去ってまでする事が果たして良い方向に向くのかに不安を覚えてしまうのは無理からぬ事なのだろう。
「だってな、野球でもそうだけれども大きな、ゆったりとしたスイングでホームランを量産するような人って少ないだろう」「みんなね、構えにタイミングの取り方に惑わされてしまうんだよ」と言いながらマッチは実例を上げ始めた。例えば落合、中村紀、清原なんかだ。懐を大きく取ってゆ~ったりと構える。しかし、あれはあくまでも自分の一番いい形のトップに持っていくための儀式。タイミングの合わせ方。やはりトップに行ってからインパクトの瞬間までのバットの出方なんてぇ~のは3人ともあまり違わないのだ。ただ捉え方、バットの軌道なんかには個々の少なからずの違いがある為にフォローの形が変わってゆく。そしてまったく違うスイングに見えているのだ。そう考えてみると・・・メジャーに挑戦した紀がほとんどと言っていいほどにいい結果が出せなかったのは・・・どうだろう野球からソフトに転向した人にあてはまるのではないだろうか???メジャーでは勿論、縦の変化もあるのだけれどゆるく沈みながら左右に変化していく球が多い。それに彼のスイングでは、タイミングの取り方では対応が出来ずに結果が出なかった。そこで、器用なタイプではなかった彼は自分のスタイルを変える事が出来ずに順応できなかったのではないか???
さてと、そうなってくるとソフト用の打ち方ってのがあるのだろうか、私はマッチに聞いてみた。「じゃ~さぁ、石井浩郎ちゃんみたいに手首を固めてさ、低く構えて、さっきまでの話しのビジョンを頭の中に描いて、スパっとさ居合抜きみたいに打てばいいんじゃないの」と・・・「うん、それもね、間違ってはいないんだよ、けれどもね、あそこまで下半身を動かさずに、ちょっとした摺り足でタイミングを取るってのも難しいんだよね」「だからそこのところは各個人が自分で見つけ出していくしかないんだよねぇ」と言う。
「だからね、最初は球をよく見る、見えるようにする、そしてそこに最短でトップの位置からバットを振り下ろす。ただね、野球でやるように上の面だけを見て潰しに掛かっちゃ駄目なのよ、どちらかと言うとね、トップから下がったとしてもフラットに面対面でバットをボールに当てるようにする。その対応の中でね、手首を瞬間的に立てたり折ったりする事が必要になっていくんだよ」
う~む・・・やっぱり難しい。ただ、最初にソフトを観戦しに行って、上手いチームの巧い打者を見た時に思った事は解ってきた。やはり要は、ソフトに関しては、もしかしたら野球もそうなのだろうけれども、崩されない為になにをするかなのだろう。崩されると言うことは往々にして打者は投手の速い球にタイミングを合わせて待っている。待つべきである事に起因しているように思われる。ヤマを張りそれが四六時中当たりまくれば関係ない事なのだろうけれども、それはあまり期待できることではないのだから。
まず、ボックスに入る、自分の一番、球の見易い姿勢に、構えに入る。ピッチャーのモーションに合わせ、下半身で、時には身体の一部分の動きを使って、そこでリードしながらトップに持っていく。この時にここで決まったトップの位置はよしんばタイミングを外されたとしても絶対に動かさない。そして最短でそこから球に向かってバットを振り出す。野球との大きな違いはやはり、マウンドから自分までの距離。遅い球であったとしても前に突っ込まされてしまえば野球の数倍、自分で相手の、ピッチャーの球を速くしてしまう事になる。要はよりタイミングをずらされた形になってしまう。だからこそ絶対にこのトップの位置は動かさない方がいい。よしんば突っ込んでしまったとしても。そうすれば時にカットして、時にはその狭いフィールドゆえに転がしたり、打ち損ねたとしても内野の上を、脇を抜けて行く打球にする事も出来る。そしてその時に気を付ける事は緩急や高低の差で勝負する事が多いソフトボールだからこそ、野球をしている時よりもバットの面でボールの面を捉えに行くって事を心掛けるべきなのだろう。
長々と書いてきたのだけれども最初に思った事をもう一度再確認したのにすぎないなぁ。ただ、この会話をしながらマッチと二人で、な~んとなくだけれどもその練習方法ってかイメージを掴む方策を発見した。チャンピオンチームにいる選手がなんか変なタイミングの取り方をしていた。聞いてみると彼は野球の経験はないのだけれどもテニスの国体代表だったのだそうだ。そこで、私のほんの少しだけのテニスの経験から導き出したイメージ。テニスは球を追いかける時に摺り足と言うよりも両足で飛ぶような足の運び方をする。そして向かって来る球に対してラケットを持っていない手で掴みに行くような動作をする。その自分の手に向かってラケットの面を水平に振り出していく。この片手の動きを省いて自分の頭の中でこの手がピッチャーの放った球に出せたのならば・・・より、理想的な球の捉え方が出来るのではないだろうか・・・そしてそうなればね、自ずと自分でタイミングを計る、フォームが待ち方ができるようになるのではないだろうか・・・
この辺までしか現状は解りません。とりあえずこの稿はこれにて終了致しますが・・・バッティングセンターに行ってど素人の私がこれを実践してみます。興味があったら・・・乞う、ご期待です。また次にはま~たマッチとお話しして守備、フォーメーション、作戦面なんかの考察もしてみたいな、と思います。
それを実行するための色々な手法(スタイル)…
人それぞれ野球(ソフトボール)人として育ってきた環境も受けた指導も体格や筋力、動体視力などの身体能力等が違い、ましては本人でも年齢や筋力・能力の変化も加わり、そのスタイルは100人いれば100様でしょう。
慣れた形が一見一番のようにも見える…
しかし、今の自分のベストはきっとそこにないと探求する。それを言い出したらキリがないけど<笑
この場で自分なりに思うこと
努力・工夫を繰り返し試行錯誤の末自分の形を早く見つけること。そして行き着いたそのスタイルに自信をもって貫くこと。まずは精神的に崩されないことかな。
どういう理由であれあれこれ悩んだり、自信のないときは結果は見えている…
そしてそのスタイルをellaさんの言われるとおりいかに身体的に崩されずに打席で実行できるか。これは主に球種による自分なりの対応への努力・工夫がまた必要でしょう。
簡単に言えば「納得できる自分なりのスタイルを見つけ出し、精神的にも身体的にも崩れないようにすること」かな。
見つかるかな~っと心配ですけど<笑
考えるあまり迷宮に迷い込まないように気をつけないといけませんね。
文字だと伝わっているかわかりませんが…
楽しいですね!!!
またお願いしますっ。
守備、フォーメーション、作戦etc編も楽しみにしていますよ。是非!
なんとか、この文章から拾ってやってください。