もしもし、カメよ・・・

いいお天気でした。風の強ささえなければ、
まさに台風一過、空の大掃除あとみたいでした。
懸案だったモンキーのリヤショックを買った帰りに、
写真展をみに行ってきた。と言っても私は写真が趣味
でもなければ、造詣が深いわけでもない。
飲み友達のプロのキャメラマンが小さな個展を開いている
というので冷やかしに寄ったようなものなのです。
彼は生き方と言うか物の見方がアーティスティック。
それにもまして容姿が芸術的なオブジェ、な～んて戯言は
おいといて・・・素敵でしたよぉ。モノクロなんですけど
陰影ってのか光と影と言うのかこんな風に写真て写るんだと。
今年で３回目なんですけど、どんどんとその深さ、行きたい
方向とかが見えてくるようでした。基本的に人を撮るのが
好きだとの事なんですけど、みんないい表情してました。
私、骨格造作には結構うるさいのですが、なんなんだろう、
生きているという連続を瞬間に落とし込む技術、これって
ある程度未来の予測ができないと出来ない事だと思うの
だけれど、それが出来ると止まってて動いている、動いて
いるのに切り取られる。そして見ているこっち側がはっと
させられて、声が聞こえてくるようになる。そうすると
自然にみんないい顔しているんですよ。
すこ～しばかり褒めすぎかもしれないけれどいい気分に
温かくなれた貴重な時間を過ごさせていただきました。

それにそこに置いてあった、感想を書き込めるノートに
父上の素晴らしい一文を発見し、「忘れんなよ、こう言う
事なんだ」って自分にもちょっとだけ言い聞かせる事も
出来ました。みなさんもお時間あったらぜひに近場の、
別にそれが写真展ではなく音楽であっても絵であっても
足を運んでみてはいかがでしょう。きっと違った自分に
逢えるんじゃないかなぁ・・・って。