浅草ＫＡＤＯＹＡ本店・・・

　やはりね、ライダーを知り尽くした江戸っ子職人の作る革製品はどれもこれも逸品揃い・・・だったのよ。

　予定ではチャップスのみを購入する予定で行ってみたのだけれども・・・う～ん、シングルの定番ライダースも買ってしまったぁ。確かに、お安かったからなのだが、まぁそれはそれなりに・・・

　ライダースのほうは３シーズン・・・勿論真冬を除く・・・に着たかったのでピッチリとしたサイズにしてみた。脇の下はまだまだ違和感があるのだが、こ奴がこなれてまさしく私の身体にフィットするようになった暁には・・・そりゃ～もうね、カッチョええ。重ね着嫌いの私にすれば真冬でもこれで飛び歩きたいのだが・・・ええ、ええ、ちょいとお歳を召してしまった今では・・・その後が怖い。
　それにちょいとショックでやっぱり歳を感じてしまったのが、チャップスのサイズ。確かに上着同様ピッチリカッチリ穿きたいってのがあったにしても・・・太腿サイズで２１インチ、大体太腿周りが５４センチ弱っくらい。ううん・・・である。ましてパッチにレッグウォーマーまでして太めのリーバイスを穿いた上でだ。昔はどうなんだろ、６０センチ近くはあったんじゃ～ないのかなぁ・・・やっぱり歳を、衰えを感じずにはいられない・・・

　しっかし、あれやね、中肉中背。ものすご～く日本人体型の私にはバーゲン品は有り難い。なんてったってサイズがね、合わせ易い。でもね、中には、特にオーダー流れ品てな奴には「うぉぉおっと～これカッチョええ」ってな真っ赤なライダースなんかは３Ｌ。価格８万円也が３万５千円てな事になっている。ううむ・・・また夏には行ってみるべきなんだろうなぁ。

　　　　　　　　　　　　

　す～っかり気分が良くなってしまった私は帰り道には六区辺りをツラツラと・・・表題写真のように土手は、おばちゃんは「あら兄さん、もうお帰り？」ってな事を言いながら私を夢の世界に誘い続ける。しかしそこはそれ、「いいやっとぉ、今日は十分にいいお買い物をしたのだから・・・」「これ以上の贅沢はイカンのよ」って自分に言い聞かせて浅草寺へと急ぐ。
　　　　　　　　　　

　ご縁の１０倍っくらいは必要に思ったので５０円玉をヒョイと投げ込んでしっかりと手を合わせる。商売繁盛、交通安全・・・その他諸々思いつく限りの願い事をしていつも通りに上を、天井を見上げる。龍と天女？は変わらずそこに居続けて世間を睥睨してくれている。ううっむ・・・いい１日であったのだなぁ・・・

　でもね、次に行ったらやっぱり神谷バーと煮込み屋には寄～ろおっとぉ。