仕事と家族と自分の時間を紡ぐブログ

毎日の仕事と凝縮された家族の時間、そして自分の時間を書き綴ります。

孤独との戦い

2021-06-16 23:30:00 | 日記
子供の頃から孤独感を抱え込んでいたと思う。
自分の孤独感に気が付いたのは、
かなり遅く40歳くらいになってから。
気付いたきっかけは、ワンオペ育児。
そもそも自分の感情に気づくのが遅い。
特に怒りと孤独感。
喜びと悲しみはすぐに実感が湧いてくる。

認知症の両親の介護と精神疾患で糖尿病の兄の介護が同時進行だった時の孤独感は、言葉に言い表せない。
もともと4人家族だったので、
私がこなすしかなかった。

実家の家族の世話と職場の権力闘争のゴタゴタで頭がいっぱいの時に、
中学生の息子が不登校に。
毎日が絶望感と孤独感で充満していた40代後半。
なぜかその絶望感と孤独感が逆に支えとなって、雑草のように根っこが土に生え、
むしろエネルギッシュに日々をこなしていたような気がする。

私は、「淋しい、辛い」と人に言えない。
夫にも。
夫は、言えば受け止めてくれると思う。
いや、私が描いている受け止め方ではなさそうだから、言えないのかも知れない。
どうしても誰にも言うことができない。
言うことが許されない家庭で育ったからなのかも知れない。(謂わゆる毒親💦)
人に踏み込まれないよう、常にバリアを張っているのが自分でわかる。

本当は誰かによっかかりたい。
淋しく不安な時に、その気持ちを打ち明けたい。
でもできない。
今は、今後年老いていく兄と向かい合うことへの不安が大きい。
私だってもう還暦。
兄への愛情は強い。
でもあの時の孤独と恐怖感を味わうのは二度とイヤだ。