ちょっと前の事だが、吉田博展を見に行った。
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これも例によって某国営放送の特番を偶然見てしまったのが発端。
ぜひ実物を見てみたいと機会を心待ちにしていた。
何と言ってもあの山と水の描写がすごい。
そして版画でそれを表現しているというのがもっとすごい。
山に登った事がある人は分かるのではないだろうか。
あの構図は確かに山で見た景色そのものなのだ。
あの朝焼けは確かに山で見た空そのものなのだ。
あの渦は確かに峡谷でみた流れそのものなのだ。
ただ個人的には他の人とはちょっと違うイメージを持っているかもしれない。
版画の作品は、細かい色を筆で乗せていく油絵とは違って、
ある程度の幅をもって色が摺られていく。
(といっても通常ではありえないくらい色が重ねられたりグラデーションを出すための工夫が施されていたりするのだけれど。)
それをみるとどうしても、大瀧詠一や山下達郎のジャケットを描いた、永井博とか鈴木英人とかの絵を思い出してしまうのだ。
クリーム色というか、セピア色というか、夏の夕暮れを思い起こさせる、若干の切ない感じのフィルターがかった色彩が、
いわゆる「おしゃれな感じ」に見えてしまって、そう思ってしまうのかもしれない。
ただ、
吉田博自身はおしゃれに仕上げようなんて事はこれっぽっちも思ってなかったと思う。
無骨で硬派な信念の人だったようで、
富士山頂付近に一か月滞在して絵を描いていたという鋼の体を持つ山男でもあったそうな。
でもでも、
そういう所がナンパなようだけど職人気質で男気があったりする山下達郎や小田和正を連想させて、
ぐるっと回ってまたもや、おしゃれな切ない雰囲気に分類してもいいじゃん、と意地を張ってみたりもします。
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これも例によって某国営放送の特番を偶然見てしまったのが発端。
ぜひ実物を見てみたいと機会を心待ちにしていた。
何と言ってもあの山と水の描写がすごい。
そして版画でそれを表現しているというのがもっとすごい。
山に登った事がある人は分かるのではないだろうか。
あの構図は確かに山で見た景色そのものなのだ。
あの朝焼けは確かに山で見た空そのものなのだ。
あの渦は確かに峡谷でみた流れそのものなのだ。
ただ個人的には他の人とはちょっと違うイメージを持っているかもしれない。
版画の作品は、細かい色を筆で乗せていく油絵とは違って、
ある程度の幅をもって色が摺られていく。
(といっても通常ではありえないくらい色が重ねられたりグラデーションを出すための工夫が施されていたりするのだけれど。)
それをみるとどうしても、大瀧詠一や山下達郎のジャケットを描いた、永井博とか鈴木英人とかの絵を思い出してしまうのだ。
クリーム色というか、セピア色というか、夏の夕暮れを思い起こさせる、若干の切ない感じのフィルターがかった色彩が、
いわゆる「おしゃれな感じ」に見えてしまって、そう思ってしまうのかもしれない。
ただ、
吉田博自身はおしゃれに仕上げようなんて事はこれっぽっちも思ってなかったと思う。
無骨で硬派な信念の人だったようで、
富士山頂付近に一か月滞在して絵を描いていたという鋼の体を持つ山男でもあったそうな。
でもでも、
そういう所がナンパなようだけど職人気質で男気があったりする山下達郎や小田和正を連想させて、
ぐるっと回ってまたもや、おしゃれな切ない雰囲気に分類してもいいじゃん、と意地を張ってみたりもします。