so far, not so bad

"unselfconsciousness"

思いつくままに:若冲展

2016-05-01 21:47:10 | 美術
見てきました。



展示会のホームページの混雑状況を参考に、
朝一はやめて、おやつ時の少々前辺りを目指して東京都美術館に向かいました。

入口付近にはこんな趣向も。


写真では分かりませんが、鳥獣花木図屏風のキャラクターを若干動かしたり、上や横から鳥や動物を飛び込ませたりしています。入場制限がかかっている時はこの前を並ぶのですが、待ち時間の慰みにしてはもったいない、なかなか面白い映像です。

* * *

流石に人は多かったです。
それでも、身動きが取れない程では無かったので、まあまあ見れたという感じでしょうか。
今回の展示会はずらずらと列に並ばせるというのではなく、
自由にどの作品から見てもいいよ、という見せ方でした。
階の行き来も自由なので、地下一階から入るのですがそこはスルーして、まず(地上)一階の動植綵絵を、という方も多かったのでは。

ただ、この方の作品はどうしても細部をじっくり観察したくなるので、
最前列でガラスにへばりつくように見たいものです。
(実際に私の後ろにいた方は、絵に気を取られて、ガラスに思いっきり頭突きしていました。)
どうしても皆さんそのポジションに行きたいので、係の人が幾ら声をからして説明を続けても並んでしまいます。
でもこれだと、前の人が去っても、後ろの人が立ち止まったままだと、その後ろの人は動けないんですよね。
(だからさらに混雑が助長される。)
そこで私はそれを逆手にとって、見たい絵の傍まで行き、観覧者の隙間を狙い、空いたと思ったら展示のガラスまで近付いて数秒眺め、失礼、と退散する"hit and away"方式で見て回りました。
細かいここぞという部分は、それで結構見る事が出来ました。

* * *

鶏の絵や鷹の絵は、りりしいというか、雄々しいというか。

子犬の絵や三十六歌仙の絵は、ほほえましいというか。

象や猿は、ちょっと笑うかな。

鳳凰は、なんでしょね、ある種宇宙人の絵を見るよう。

* * *

お土産物の何を差し置いても、図録は買うべきです。
全体も部分拡大も載ってます。ボリュームもかなりのものです。
こんなの普通三千円(消費税込み)では買えません。
"MUST BUY"です。

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