少々前のこと、コロナ関係の情報をテレビで見ていたら、街頭インタビューで数名のグループがこんなコメントとしていた。
「いっそのこと外出禁止にしたら外に出ないのに、自粛って言われてもねぇ、友達とも会いたいし。」
最近もそうだ。
パチンコ屋さんがやり玉に上げられているが、その客への取材。
「他県から来たよ。だってこっちは開いてるんだもん。」
そもそも、最初本当に何を言っているのか分からなかった。
感染症にかかる可能性、発症しなくても無自覚のまま媒介する可能性があるから、出るな、集まるな、という情報は巷にあふれている。
なのにその判断と行動は一体何なんだろう、と。
あるサイトではこれをこんな感じで分析していた。
・「コストを支払わず制度の恩恵をタダで受けている人」がいる
・彼らには「行動制限を徹底することで被る損失」がない
・他の人が自粛することによって混んで不愉快な気持ちになることもなく、客が少ないことで得るものも多く、その状況で出かけるのは「合理的な戦略」である
なるほど。
個人に集約された損得勘定ってことか。
とすると、この人達の行動を変えるにはどうしたらいいのだろう。
ぱっと思い付くに、三つくらいかなぁ。
a. より得をすることがある
b. 多大な損失がある
c. 何かの拍子に気付く
こういう人達と、お願いベースで行動してくれる人達と、同じ枠組みで考えられるかというとそういう訳にはいかないでしょうなぁ。
んー、政府とか、地方自治体って、大変だな。