so far, not so bad

"unselfconsciousness"

なんじゃこりゃ(まど・みちお編)

2014-06-08 11:07:21 | 音楽
『やぎさんゆうびん』、『ぞうさん』とくれば誰もが知っている童謡だ。

その作詞をされたのが、まど・みちおという人。調べれば(調べなければ知らなかったというのがちょっと恥ずかしいが)つい先日、今年の2月に亡くなってらっしゃった。102歳の大往生とか。

なぜその、まど・みちおさんにたどり着いたかというと、近所の小学校の合唱で「ガガンボ」という曲を歌っている、と聞いたから。

「ガガンボ?!なんじゃそりゃ?」

調べてみると、確かにある。『児童合唱のための合唱組曲 「虫の絵本」』の三曲目。
(著作権が良く分からないからここには載せません。検索してみてね。)

これがまた結構暗い歌詞。"ろうや"とか"あくまのすみか"とかいう言葉が出てくるし、歌の終わりに救いがある、なんて事も無く、一曲通して暗いままの感じで終わってしまう。
ダークサイドの嘆きというか、いとしい"しと"への逆恨みというか、落ちてしまって助けの来ない井戸の底で見上げる夜空の月、というか。一体なんで、こんな歌を作ったのだろう…?

その虫の絵本、全部で四曲ある。その他は「テントウムシ」「チョウチョウ」「セミ」。で、ざっとそれらの歌詞を見渡してみると、「ガガンボ」と同じように暗い曲調かと思いきや、メルヘンチックだったり、明るい感じだったりします。一体なんで、この曲だけこんなに暗いままなんだろう…?

また、選曲したのは音楽の先生らしい。この四曲の中で、一体なんでこの「ガガンボ」だけを選んだのだろう…?


ちなみに、まど・みちおのなんじゃこりゃ、は実は二度目だったりする。一度目は『きのこ』という曲。歌詞はこちら
あなたは、二行目で、間違いなく突っ込むでしょう。「しないんかい!」って。

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