先日買い物をしていて、普段と違うコーヒー豆を購入して帰りました。
封を開いてからやっと気がついた私。粉でなく豆を買ってしまった
少し前にコーヒーメーカーを変えて、今の物はミルがついていません。
台所でわたわたしている私を見て、母が「おじいちゃんのがしまってあるよ」
・・・おじいちゃんのミル?
ふと、普段使って居ない食器の間にしまってあった鋳物の何かを思い出しました。
ハンドルのついた、黒い鉄の何か。
ああ、あれはミルだったのか
早速取り出して、軽く掃除をして豆をいれ、ハンドルを回してみると
がりがりがり・・・と、とても効率よく豆を挽いていきます
あまり使っていなかった、と母。たしかに祖父がコーヒーを飲んでいるのは
ほとんど記憶にありません
それでも、いままで大切に保管してあったこのミルは
突然何十年ぶりにその役目を果たせと言われても、しっかりこなしていました。
夕食後のくつろぎの時間に急に変な音を立て始めた姉に
妹も興味をかき立てられたのか、珍しく姉妹の共同作業。
少しずつ豆を入れないと、空回りするので
私が豆を入れ、妹がハンドルを回します。
翌日の朝、ポットが空で、コーヒーをいれて、と頼んだところ
普段はコーヒーメーカーにセットするだけでもぶうぶう言う妹が
しっかり豆を挽くところからやってくれていました。
お洒落な人、というイメージの祖父は
いつもきちんと身なりを整えて、びしっときめている人でした。
メイド イン イングランドのミルのハンドルを回しながら
祖母とどんな会話を交わしていたのでしょう
写真はイメージです。(^_-)-☆