主将の日記

会社生活の中での気付き。仕事のすすめ方・考え方。経営戦略~愚痴まで。仲間へのメッセージも掲載!

理想と現実

2006年12月13日 23時08分35秒 | Weblog
「日本人の会議は何も決まらない」
何かの研修でそう聞いた。その通り!と思った。

そして自分が仕切ったとしたら・・・自分ならといつも考えていた。

が、現実なかなかうまくいかないものだ。

正直なところ、出席するメンバーが皆当事者意識を持ち、皆積極的なら、「テーマ」さえあれば、充分なんだろう。いや、テーマすらなくても会議は進んでいくのだろう。が、実際はなかなかそううまくいかない。どちらかというと人任せ、消極的、その場しのぎ、な雰囲気が漂ってることが多いのではないか?
そしてもうひとつ、大事なのが雰囲気。十人で会議をするとき、九人が積極的な人間で残り一人が消極的なら、きっとそのひとりは・・・・答えは考えてみて。(笑)



良くある風景、会議で「じゃあどうしよーか?」となった瞬間にシーンとなる。そう、人の意見に反対することが得意な人っていっぱいいるやんね?でもこれはとても自然な事。人の意見という極めて具体的なものが目の前にあり、「反対」というこれまた極めて明確な答えが言えるから。

ここに答えがあるのかもしれない。

具体的かつ議論しやすくまた選択肢まで作ってあげたテーマ。これがひとつの答えなのだろう。しかし、これは目的が若干ぶれている。「人に積極的に発言させること」が目的になっている。
そう、悪くいえば会議のための会議。
ただ、まだこのレベルから脱しきれない日本の企業。いやこのレベルまで来ていたら、まだましなのかもしれない。
このレベルを経験し、慣れていき、やっとテーマ無しで会議が始まる日がやってくる。

そう、本当の会議は会議室じゃなくてもできるってこと。そのレベルのひと達が集まれば、会社の席で、エレベーターの中で、飯を食いながら、会議がはじまる・・・・